超富裕層の災害資産防衛を推論する

2021-09-01 投稿

生活

災害と資産防衛について考える。

何の専門家でも無い、一凡人 求職中の素人視点なので、真に受けずに疑って読んでくれ。


1日は防災の日であった。

俺の勝手な考えだが、歴史上何度も同じ災害が起こっている場所とか、極端に海抜が低い海川沿いの土地とかでない限り、それ程住む場所に腐心する必要もないと思う。なぜなら、そもそも地震、火山、台風、豪雨、等々、予知は難しく、日本全国どこも「極めて安全」な場所は無い。

話が逸れるが、例えば東京の河口にある区部では、その自治体自身が「氾濫や高潮等で、区域全体が水没の恐れがあるので、(有事には)すく避難してください」と警告しているところがある。実際の災害の確率、またそれによって自分がどれくらいの被害を受けるのか、は中々計算が難しいが、仮に居続けるのは損失が大きいとして、「前もって」河川や海岸から遠くてそのような「水害」の危険が少ない場所へ移住を考えるとする。そこまでは良いのだが、ではどこへ移るのか?と考えると、日本国内では現実的な移住先は難しいことがわかる。つまりどこもそれなりに危険だ。水害が無くても他の災害の危険がある。言い換えると大体どこの安全度も「生死を高確率で分ける」と確証を持って言えるほど大きな違いはない。あるいは、あったとしても快適に暮らすのは難しそうだ。なぜなら、そのような場所や都市があれば、もっと有名なはずだし、従って居住希望者も増えて、尚且つ不動産価格が上昇するはずだ。俺の知っている限りそのような場所は日本には無い。

話を戻して、とにかく、居住地はそれ程心配しようが無い。危険度地図等を参考にするくらいが精々だ。それは資産に関しても同様で、どのような災害が来るか予知できない以上、何が来てもスキのない資産はない。凡人投資家(求職中)としては何を考えるべきだろうか。

俺の勝手な結論から言うと、自然災害が起きて避難となると、水、食料、薬品、衣料品といった物資が必要になるが、避難に役に立たない「実物資産」は災害向きでは無い。特に運びやすいものは災害に向いていない。宝石、切手、時計、等々だ。小さければ絵画、楽器も入る。

なぜこれらが災害向きではないのか?

富裕層、資産家というのは損害に敏感なはずだから、例えば地震が起きてどうするかとなったら、状況によるが、身の回りの高価なモノは何とかならないかと考える可能性がある。ポケットやカバンに入るくらいのものならば、持っていこうとなるかもしれない。高価な時計や宝石を所有していると、探す時間が命取りになる場合もある。即座に避難行動が必要な際、そのような雑念は無い方が良い。だが高価なモノを避難に備えてまとめて枕元に常時置くというのは管理上面倒だ。

車、ワイン、不動産等ならば運べないから良いかもしれないが、それでも人間の性(さが)として心配ではあるから、様子を見に行くとか、ちょっと移動させるとか、何なら保護用の布をかけるとか、やる可能性がある。時間を費やして同様に命取りになるかもしれない。

とにかく、防災から自身や家族の安全を考えるならば、身の回りに「余計な心配」になるような資産を置くのは非合理的だ。何も心配せずすぐに行動できる環境が良い。

では、金融機関にあずけた株その他の資産は安全なのか?

当然、絶対に安全では無いが、危険であったところで、特に何も出来ない。紙の株券を家に置いておくよりは安全だろう。紙の株券も家にあったとしても、持ち出せるかどうかは疑問だ。だから預けてある株は心配だがイザという際の時間の浪費にはならないだろう。

という事で、防災の日の結論としては、資産は株式等で所有し身の回りは避難脱出に憂いの無い環境を維持するのが良い。どうだろうか。

管理人

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