
ThinkPad X1 Yoga Gen6 + Ubuntu 20.04 の状況更新。
どうでも良いが、2021年末に購入し、2022年春先まで購入後の状況を投稿していたLinuxノーパソのThinkPad X1 Yoga Gen6であるが、その後ここでは更新しなかった。大小色々あったが、報告が面倒だった。だが基本「必要な作業」の殆どで問題なく使用できた。
他の投稿で偉そうに「ノーパソはセキュリティ上2年位で買い換えるべき」等と宣っていたが、自身ではそれは今回厳格実行できず、結局2024年秋まで新たなパソコンを導入できなかった。Thinkpadは3年弱使用して、遂に先日SSDをゼロクリアし、処分した。
処分した3年落ちThinkpadと、新しい機器の概要を、本日の題材とする。
まず第一に、2年経過した23年末頃になる前の数カ月、何をしていたのか。
言い訳になるが、実際には買い換えを検討し新機器候補を調査した。
Lenovoをしばらく使用したので、なんとなく違うメーカーでまず探した。しかし、ことラップトップとなると、そしてLinuxプリインストールモデルとなると、かなり選択が限られている。
分かっている事だが、実際の市場調査で選択余地の少なさを再確認させられた。Thiankpadを購入した3年前と大して変わらないか少なくなっていると感じた。
例えば筆頭候補の一つHPは、数年前に「Dev One」というLinuxプリインストールモデルを出して以降、需要が期待ほど無かったようで「次に出す時はお知らせします」的な待機状態となっている。
もう一度Lenovoであれば、タッチパネルとか逆さまにしてディスプレイを裏返して使用するとか、所謂「Yogaの機能」は結局使わなかったので、Lenovoなら軽量のThinkpad X1 Nanoが最有力だった。しかしどうもNanoは売れなかったのか知らないがあまり売っていない。現在もレノボのサイトで検索しても出てこない。
もちろん、HPでもLenovoでも、Windowsラップトップの多くでUbuntuもインストール可能であるから、細かい機器の互換性に随時対処しながらそれを買うと言う手もある。
その場合に気に入らないのは、ほぼ使用しないWindowsのライセンスが値段に入っている。推定100ドル前後であるがあまり払いたくない。
また、指紋認証デバイス等は自分でLinuxを入れた後に使えるか保証が無い(Linuxプリインストールモデルではこの危険度が著しく小さい)。
という事で、めぼしい候補が無く、新機器選択の決断を後回しにしている間に時間が経過した。しかし待ったところで市場に劇的な変化は無く、その後今ままで状況に大差は無い。
第二に、それでもなぜ処分を強行?決断したのか。
Thinkpadは初期に修理に出した後は、基本、大きな問題は無かった。
自分は使用するアプリ?としてはbash上でEmacs、ウェブを見るのにFirefox、あとはメッセージングアプリとか、パスワード管理アプリとか、動画再生にvlc/mpv、その程度だ。それらを日々使用する限りでは一応問題は無い。
だが敢えて苦言を弄すると、
- 外出先や自宅内で移動した際などの、バッテリー駆動の使用は数時間が限界で、あまり実用的ではない。
- 負荷が掛かると結構熱くなり、またファンが耳障りになる。
- 14インチは小さいので、机上では外部モニターを使用するが、動画処理や再生などで並列で使用した際、グラフィックス処理のパワー不足が露呈する(温度とファン以外にも、動画再生が幾分滑らかで無くなる、等)。
- 32インチの4Kモニターを導入したため、滑らか?な大画面詳細表示の恩恵の為にも、今後は余計にパワーがほしい。
といった、些末でも色々改善要望があり、どうせ買い換え結構ならば、これらも解決したかった。
ところがこれらの問題というのは、結局ラップトップの宿命でもある。という事は、ラップトップじゃ無くても良いのでは?と考え出した。
元来、なぜラップトップ型が「長期間主要使用機器」だったのかというと、自宅内でも机の上以外へ移動が便利、旅行にもそのまま持っていけて、机上では外部ディスプレイや外部キーボードに繋げば基本、デスクトップと使用感はそれほど変わらないからだ。
だが振り返っても、自宅内移動はほぼ必要なかったし、旅行中や外出には確かに便利だが、そうしていない時間(自宅で机上で使用している時間)のほうが圧倒的に長い。
だったら、机上使用に特化したいわゆる「デスクトップ型」で良いのでは?と考え始めた。上記の通り2年経過時の「ラップトップの限られた選択肢の調査」に疲れたこともあり、このままではいつまでも買い換えできなそうだから、デスクトップを探し始めた、という次第である。
第三点として、新機器は何なのか。
細かい情報はそのうち書くかもしれないが、概要で言うといわゆる「ミニPC」の部類だ。Appleで言えばMac Miniの様なタイプだ。
据え置き型でパワー重視なら、ドカンと大型タワーでなんなら水冷とか最強CPU搭載もできるが、なぜミニタイプにしたかというと、デカいモノは最後処分が面倒だからだ。
随分前にATXでパソコンを自作したが、とにかく大きくて重くて、引っ越しでも、最終処分でも大変面倒だ。
また長い間使っていれば必ずある部品交換でも、特に古い電源やマザーボードは捨てるのも売るのも一苦労だ。部品毎に更新・交換できるのは据え置き型の良い所でもあるが、自分の場合は処分の面倒さが勝った。
一方で、MiniPC型であれば随分マシになる。イザとなれば鞄に入れて中古店や処分場に持っていける。また、多少無理やりだが仮に移動先で必要でも、本体だけなら持っていける。
また、ベンチなど見ても、デカいのに比べて多少は見劣りするが、俺の使用形態では問題がなさそうである。少なくともラップトップよりは「処理能力」でだいぶマシになる(はずだ)。このあたりは実際使用してみないと分からない部分も多く賭けであるが、購入して半年、今のところ問題無い。
ところで上記でWindowsのライセンスが値段に入るのがイヤだからWindowsラップトップは避けるとしたが、購入したMiniPCはそれが付いていて矛盾しているが、それを含めても価格が5万円前後なので、そこは良しとした。
という事で、Thinkpad処分、新PC導入の簡単な顛末であった。どうだろうか。