凡人 (求職中) の素人視点なので、真に受けず、疑って読んでくれ。
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Bus 003 Device 003: ID 06cb:00fc Synaptics, Inc.
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この「Synaptics」が指紋認証デバイスだ。後からわかったのだが、Synaptics製品に限らず指紋センサーデバイスというのはセキュリティーに深く関わることもあって未だトラブルが多く、設定やシステムアップデートに関連した不具合が多くレポートされている。技術革新が進んでいる分野なので特にLinuxを公式サポートしていないPCにUbuntuを入れてセンサーを使用するなどといった場合は多少の試行錯誤は已むを得ない。メーカーの正式なドライバが無ければ最悪使用を諦める場合もある。このThinkPadはLenovoが公式にUbuntuを導入しており、指紋センサーも動くことは(一応)保証されている。再起動後やサスペンド後のログインでの指紋認証はGnome(グノーム、Linuxディストリでよく採用される「XWindowシステム上のデスクトップ環境」を提供するソフトウエア)がサポートしており、設定→ユーザから簡単に設定できる。指紋登録も一応問題無い(一応使える)が、現段階では認証精度はスマートフォンと比べると多少劣る使用感だ。といってもスマホ・タブレット等で俺が指紋認証を使うのは現在古い機種のみなので、もしかしたら最近の機種は劇的に改善されていて、ThinkPadよりも格段に使いやすいかもしれない。いずれ試行できる機会があったら比較してみたい。
ThinkPadの指紋認証自体に話を戻して、俺は机の上でさらにノーパソ台の上にThinkPadを置いてあるので指の角度が合わないのかもしれないが、とにかく認識されるまで時間がかかり面倒なこともあるし、あきらめて長いパスワードを入れることもある。同じハードウエアでOSがWindowsだともっと使いやすいのかもしれないが、わからない。その場合はソフトウエアの問題となるが、Windowsは使わないのでしょうが無い。とにかく、使い勝手が良いとはとても言えない。指紋デバイスが横に細長いのも使い方に慣れない。パワーボタン兼用なのでしょうがないのかもしれないが…
また、仮想端末(ターミナル)でsudo指紋認証を使うには、
>sudo pam-auth-update
で「Fingerprint authentication」にチェックを入れ、「OK」で機能し始めた。
この設定後ターミナル上で「sudo コマンド パラメーター」とすると、指紋あるいはいつものパスワードでsudoを使えるようになる。気の所為だと思うがログイン時よりも指紋認証の精度が良い気がするが、定かではない。
ところで、Linuxにはfprintという指紋認証の一連のソフトウエアがある。このThinkPadはレノボのubuntuイメージですでにインストールされている。時間があればfprintプログラミングで何か便利なものを作れるか模索する。例えば、LUKSやgpgはシークレットキー保護なので指紋を認証に直結できない仕様らしいが、間接的にそれが出来るようにする等だ。セキュリティ上の問題が微妙だが‥
また、俺はパスワード管理に「bitwarden」を使用しているが、指紋認証をアンロックに使用できるのはWindowsとMacのみの様だ。これも煩わしいがLinux使用料として考えるしかない。どうだろうか。