祝日と週末について考える。
求職中で気が付かなかったが、本日12月23日というのは、令和となって以降、どうやらもはや祝日でなく、平日らしい。
祝日が多いほうがいいのか、そうだとしても具体的に何が良いのか、調べてみるとなかなか奥が深い。増やせば増やすほど良いというわけでもなさそうだ。確かに平日が「書き入れ時」、「客が来やすい」商売等は影響あるだろうし、登校日が少なくなるとそれなりに児童や児童がいる家庭に影響があるだろうし、難しい問題だ。1年のうちの適切な時期というのもあるだろう。
働いていない俺にはあまり関係ないが、祝日は株式市場が閉じてしまうため、どちらかというと嬉しくない。また、日曜祝日休みという営業形態も多いため、例えば医療施設等に行きにくくなって好ましくない。だが人と遊ぶ際などは向こうがサラリーマンであれば祝日時間ができるため、そこでは好ましい。長短だ。難しい。でも働いてなければどうでも良いというのが正直なところだ。
社会全体で言えば、お金を皆がより使ってくれればその方が好ましいと考えるのが合理的だ。つまり経済的効果だ。では祝日が増えると消費が増えるのか?これがそうでもないらしいのだ。統計を取ると、金曜日から日曜日の週末の消費が底堅いらしい。大型連休などでは消費は盛り上がるが、その前後で下がるから、良いことばかりではない。とにかく、非常に簡単に言うと週末に皆金を使うらしいのだ。
その内、週末にまとめて生活に必要な食料や飲料を買うとかいう単に時間の余裕があるだけという消費も多いだろうし、金曜日などは最近はそうでもないかもしれないが、飲み会が多そうだからしょうがなく参加して消費というのもあるだろう。
しかし、一年に50回もある週末で平均しても手堅い消費があるということは、連休とか年末年始・お盆とか、例外的な日々もあるけれども、やはり週末が皆消費気分が盛り上がるという事だ。これはなぜだろうか。
俺が思うに、逆説的だが50回もあるからだろう。つまり次の週末がすぐ来るからだ。どうしてそう思うかというと、年に1度とかだと、いくら1週間あったとしても、終わったあとの虚無感を考えてしまって心配になるかもしれないからだ。これは欧州などの1ヶ月とかの長期休暇でも同様だ。だが週末ならば、今週末終わっても、5日我慢すればまたやって来るから虚無感は格段に少ない(それでも月曜日は虚しくなるだろうが、大型連休明けに比べればマシだろう)。週末終了後後の事を心配せずに、安心して今の週末を楽しむことに集中しやすい。従って財布の紐もゆるくなる。中々、説得力あるだろう。
という事は、消費を促すという視点だけで考えるならば、週末の回数を増やす方が合理的だ。今は7日で1週間だ。これを6日にすると1年で8回程増える。週5日にすると年20週末も増える。
ところで週7日というのは一節によると月の満ち欠けに基づいているから合理的とも言える。6曜というのは突飛に聞こえるかもしれないが、日本は長らく六曜であった(ただし毎月30日で年360日)。先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口というやつだ。いまでもカレンダーに書いてあるものも多い。5曜ともなると単に指の数で馴染みがある程度となる。
俺も知らなかったのだが、六曜というのはシンプルに作ってあり、もし上記の順で「大安、赤口」を週末とすると、かならず各月6日、12日、18日、24日、30日が「赤口」となる。つまり週末の休みの「日」が確定する。
ところで週7日というのは一節によると月の満ち欠けに基づいているから合理的とも言える。6曜というのは突飛に聞こえるかもしれないが、日本は長らく六曜であった(ただし毎月30日で年360日)。先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口というやつだ。いまでもカレンダーに書いてあるものも多い。5曜ともなると単に指の数で馴染みがある程度となる。
俺も知らなかったのだが、六曜というのはシンプルに作ってあり、もし上記の順で「大安、赤口」を週末とすると、かならず各月6日、12日、18日、24日、30日が「赤口」となる。つまり週末の休みの「日」が確定する。
ただしこのままだと1年の周期とズレが生じるため、閏月なるものが何年かに一度必要となる。これが主な理由で六曜は使用せずとなったらしい。たしかに同じN月なのに年によっては温かいとか寒いとかでは分かりづらい。
しかし週末が馴染みの暦で増えるというのは魅力的なので、何とかして再利用できないかという事を考える暇な人達も多い。いつか、機会があったら紹介したい。