真に受けずに疑って読んでくれ。
突然だが、投資系のブログ、SNS投稿等の中には、何の株をどれくらい持っているのか、ハッキリ書いていないのが結構ある。お金を取って公開しているのもある。
本日はそれを題材に銘柄構成の価値について考える。
俺は以前は無警戒?に公開して総額も詳しく書いていたが、そういう各自の銘柄構成のセキュリティを見ると、果たして俺もこれで良いのか?と考えさせられてしまった。現在は必要がなければ、なるべく書かないようにしている。
というのも、ブログは別に銘柄や資産額の公開が目的ではない。公開当時は、身も蓋もないがアクセス増を見込んで、出していた。そう考えると、今隠している人達も以前は公開していて、支持が安定?して来たので、最早銘柄構成に頼る必要なしという事で非公開にしているのか?わからない。
果たして、他人の銘柄構成はそんなに見る価値があるのだろうか。
俺なりの結論を先に書くと、自分が以前公開していたのに何だが、少なくとも金を払ってまで見る価値は殆ど無いと思う。見てすぐ忘れるくらいにしておくのが良く、基本タダでも見る「必要」はない。やむなく何かを「積極参考」したいにしても、著名な大投資家とか超巨大投資機関の銘柄位で良いだろう。
まず第一に、銘柄構成はその人の過去の投資だ。この先どうするかは全く別の話だ。今までどうしたかより、これからどうするかの方が当然大事だ。銘柄構成を見てもそれは分からない。また、将来上がるのでコレコレを今後買いますみたいなのは、「非常に信用できる情報源」でなければ、当然アテにしない方が良い。
また第二に、上記に関連して、多くの人が銘柄構成に入れている(人気がある)銘柄があると、「人気の銘柄」として、母数がそれなりに多ければ、少し科学的に判断できるかもしれない。しかし、本当の人気は株価に出るので、もし投資家からの本当の支持率を見たければ、特定の人達の人気を気にせず「市場全体の人気投票」である株価を見れば良い筈だ。つまり人気度が知りたいなら、アテにならない誰々の銘柄構成より、時価を株式市場で見れば良い。
そして第三として、影響されて実際買う場合、その成否は別として、その動機では自分の考えで投資する余地がどうしても少なくなる。自分の考えに固執も良くないが、敢えて他人の考えに依存するなら、前述の「これは大投資家の構成だから」みたいな、相当な理由や根拠でもないと、「ネットでそこそこ知れてる」程度の人に、影響されるのは愚かだ。上手くいかなかった時、後悔の原因となる。
そもそも、ネット上の公開された銘柄構成は、真偽を確かめようがない。信用できそうな著名人とか、報告義務に基づいた「公式の文書」ならまだしも、ただのネットの「一覧表」は投稿者の妄想かもしれない。
と、偉そうに書いているが、俺も当然?影響された過去がある。現在はそれを「悪い」教訓とし、俺の銘柄構成は、投資開始「以前」から知っている会社ばかりになった。俺は各業界をくまなくチェックする能力も無いから、必然こうならざるを得なかった。買い始め時、既に各社名声を得ていたので安く買ったとは言えないが、邪道投資法でもないだろう。だが今後も成功するかは誰にも分からない。しかし、自分で考えた結果であれば、せめて後悔は少なくて済む。
もちろん、他人の銘柄構成は、未知の良い会社や期待できる業界等々調査するきっかけにもなる。だが、それがその辺の見ず知らず?である必要はない。「非常に信用できる投資家」がいればそこを2、3見とけばいいだろう。いなければ大投資家のでも見とけばよいだろう。どうだろうか。