筆者はGoogle (GOOGL) 株を所有しているので、それも考慮して、真に受けずに疑って読んでくれ。
はじめに
本日はGOOGLを題材とする。
と言っても、専門家?が色々な見方ですでに研究をしているだろうから、GOOGL好き投資家としての、俺個人の勝手な素人意見、しかも同じ様な内容が他で書かれているだろうから、参考程度に読んでくれ。
巨大ITとしての特徴
GOOGLはどんな企業か。
他の巨大IT各社と共通点が多い。
まず、本業で大いに儲けている。堅実な商売で、しかも成長が見込める。また、専門分野を生かす形で次々に投資先や事業範囲を拡大していき、成功したらその業種を合理的に吸収集約していく。そして、事業拡大を中長期で行う財政的余裕がある。最後に、待遇が良いため、人材に恵まれている。
巨大ITの典型だ。
GOOGLの専門分野
ではその専門分野とは何か。
それは広告業ではないと思う。これだけ儲けているから広告の専門でもあると思うが、広告事業は「専門」が上手く活かされている「結果」だと思う。
それではGOOGLの専門、得意分野は何か?
GOOGLは、ネット上の「メタ」事業、「メタネット」専門会社だ。もちろん、その形態が今後どうなるかは不明だが、これを書いている時点ではGOOGLが「メタ事業」の最先端だ。
最近、どこかの会社が「メタ」と社名を変更した。その「メタ」は「メタバース」の「メタ」らしい。「メタバース」というのも曖昧でよくわからないが、ここでいう「メタ」は本来の「メタ」(「高位の」、「〜を超えた」という意味)だ。ゴーグルを付けてアバターがどうのこうのではない。
そして、少なくとも現時点での、ネット上での正真正銘の「メタ株式会社」はGOOGLだと思う。
「メタ」事業とは
では「メタ」事業とは何か。偉そうに書いたのに何だが、実は俺の想像で、本当はよくわかっていない。
定義がはっきりしていたら、俺が教えて欲しいが、俺の稚拙な考えを書くと、メタ商売は、少なくとも現在は、ネット情報の動きの「上流への近さ」を利用した事業だ。
つまり、各情報にたどり着くのに、情報同士の繋がりは「木構造」ではなくいわゆる「ネットワーク型」であるが、ユーザーの経路としては特定の節点(ノードともいう)を通過する事が多くなっている。部分的に木構造のネットワークだ。この数少ない重要点をGOOGLが所有運営している故、それを持ってメタ事業と呼んでいる。
ネット高位(メタ)を目指す遠征事業
ネット高位の地位?は多くの会社によって争われてきた。漏れがあるかもしれないが、歴史的には以下のような流れだ。
まず、Yahooその他との「ポータル競争」に勝った。当時は、ポータルが最上流だった。
その後、「ブラウザ抗争」で勝ち、未だ、占有率首位として、生き残っている。
そして、「スマホ対決」で、少なくとも、占有率首位として、生き残っている。
現在、「SNSガチ勝負」では、旗色悪かったが、YouTubeで巻き返している。ここで今、激しくぶつかっている最中だ。
これら高位遠征は全て、ネットでより上流に立とうとする「メタ」競争だ。ポータル→ブラウザ→スマホ→SNSと、メタ対象が推移しGOOGLは尽く存在感を維持、各所で協力な競争相手はいるが、常に一定以上の占有率を持っている。今後も、「より上流」がどんどん出現し、それを巡る争いは続く。
とにかく、GOOGLは、「メタ」専門家だ。だが、これだけなら単に「上流」を巡る争いで「メタ」では無いという見方もできる。それについて、また投稿する。