Google (GOOGL) : 「メタ」が最強の専門分野である理由

2021-12-21 投稿

米国

Google(以下「GOOGL」と略)について考える。

筆者はGOOGL株を所有しているので、それも考慮して、真に受けずに疑って読んでくれ。

はじめに

本日もGOOGLについて、下記投稿に引き続き題材とする。 

Google (GOOGL) : 現在の正真正銘の「メタ」である理由- 夫婦で純資産30億円 超富裕層の成長株への長期投資

GOOGLの専門分野とは何か? それは広告業ではない。広告事業は「専門」が上手く活かされているだけだ。GOOGLは...


上記投稿の要旨は、GOOGLの専門は「メタ」事業であるという事だった。

ネットのネット

上記投稿でも触れたが、未だ「メタ」といっても掴みどころのない話だ。俺も自分で書いていてイマイチぼんやりとしている。

という事で、補助として、1つ例を使う。

学術論文は世界中で多数発表される。科学的な根拠に基づくはずだが、正反対の結論のものも当然ある。真実が見えず混乱する。そこで多数の論文を対象にした「論文の論文」が書かれる。各論文の結論の統計を纏め、どちらが支配的な結論であるか、「ある程度の正解」を探ろうというわけだ。「論文の論文」は論文の「上」「上流」「高位」にあるから、「メタ論文」だ。「メタ研究」とも言われる。

これと同様な事を、GOOGLは実質的にネットでやっている。つまりGOOGLは「ネットのネット」「メタネット」だ。

メタネットの実態は検索

将来「ネットのネット、メタネット」の実態がどう変わっていくか不明だが、現時点までは「ネットのネット」は「検索」、各具体的なページに行く前に、「高位」に存在するGOOGLのサービスが自社検索に人々を導く。人々は直接、必要な情報にたどり着けず、検索が使用される。

人が何かやる時、何から始めたらいいかよくわからない。そこで、現代では皆、「GOOGL検索」から始める。逆に、それ以外どこか良い開始法あるだろうか。もしかしたら、最近はSNSで検索が優先だったりするのか?わからない。しかし例えば「how to 〜」とか、「Pythonで〜をやる」とか、SNSよりも現時点では少なくともウェブ検索の方が効率が良さそうだ。スマホ等では、SNS検索よりも素早くウェブ検索にアクセスできるから、手軽さで言っても優れている。

最強の武器

そして、「何かやる時」の「何か」は、森羅万象全てだ。人間の興味になりうるもの全般だ。

つまり超極端に言うと、現世の森羅万象が、この検索から始まる。Windows 95が出た当時、「スタート」ボタンから全てが始まるみたいな宣伝があったらしい。今でもそのボタンはあるが、実際それ程のメタ性は無い。デスクトップのアイコンとかから始める場合も多い。

だが、この「メタネット」の「開始力」、そしてその「専門性」は最強だ。何せ森羅万象が対象だ。この投稿時点では、GOOGLは少なくともネットの中では人智を管理するネット全能神となっている。

変な例だが、例えば、GOOGL、SNS等ネット活動を排除して生活したくなるとする。時々それを題材にした記事をネットで見かける。さて、どのように生活を送るだろうか。全部今までの知識と、自分の考えだけでやろうとする猛者もいるかもしれないが、普通の人はまず、「ネット断ち」キーワードでGOOGLの検索から始めるのではないだろうか。まさにGOOGLの「メタ性」が出ている例じゃないか?

直近のメタ戦「SNSの変」で苦戦

しかし最近のメタネットはSNSも多く使われ、そこではYouTube以外ではGOOGLは苦戦している。例えば、著名人等のメタ調査はSNSから始めるという人も多い。しかしSNSの「次世代メタ」がまたすぐ出てくるだろう。今後メタ抗争はどうなるかわからないが、GOOGLがしばらく存在感があるのは確かだろう。どうだろうか。

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