凡人(求職中) の素人視点なので疑って読んでくれ。
急だが、君は現金をどれくらい使うだろうか。本日は現金を題材とする。
まず、資産家?は現金を使うのだろうか。そもそも現金を持ち歩いているのか。
少し前の話だが、知り合い数人と共に、どこの繁華街にも幾つもあるような、健全な遊戯施設?を数時間利用して、最後精算して店を出ようという時、俺は対面する人員の周囲を見回した上で、何もキャッシュレス機器が無いのを確認して、クレカを出して一旦全員の分を支払おうとした。忘れたが合計1万〜2万円位だ。
すると、「カードは使えません」と言われてしまった。
では何で支払いができるのかと聞くと、現金のみですという。もしかしたら店頭に現金のみとか書いてあったのかもしれないし、文句を言う筋合いでもない。
その時は充分な現金を偶然持ち合わせていたので事無きを得たが、キャッシュレスか最悪クレカの前提で来ていたら、例え銀行のカードですぐそこでおろせるにしても、場合によっては問題になるかもしれない。
このような経験から、投資家?の俺は少なくとも最高額の紙幣を1枚、外出時はどこかに忍ばすことにしている。でも日本の紙幣だと「1万円」、心許無いから10万円札とかを出してほしい。
それはいいとして、とにかく俺はその程度の現金を持ち歩いている。
では著名な超富裕層はどうだろうか。
ゲイツは数年前だがネットの「何でも聞いて」みたいなセッションに登場して、財布にいくら入っているか聞かれ、「財布は持ち歩いていないことも多いが、今日は持っていて、100㌦入っている」と答えていた。
バフェットも少し前にとある企業のホームページでなぜか財布が出ていたようで、その時は20㌦入っていたそうだ。
日本の大金持ち達も普通の金額を持ち歩くという情報がいくつか見つかった。俺が見た範囲では多くて10万円位、中には財布を持たないという人も何人かいた。
だから結論としては超富裕層といえども特に大金を財布に入れているという訳ではなさそうだ。至って普通の金額だ。
俺はまだ暫く紙幣1枚方針で行くが、果して上記のような遊戯施設は、そのまま営業しているのだろうか。たぶんそのままだろう。
数百円とかの決済も外出中は多いから、世の中は現金でのやり取りも普通だ。現金だけしか扱えない人、現金だけを信用している人もまだまだ多い。完全キャッシュレス社会はまだ先になりそうだ。これだけ感染症で大騒ぎで、間隔を2㍍とかマスク必須とか徹底しようとする一方で、紙幣や硬貨を平気でやり取りするのは不条理で理解が難しいが、しょうが無い。
ところで、最近ある金融機関が硬貨の取り扱いを一部有料化予定となり、大騒ぎとなっている。否定的論調が多いが、俺は硬貨の扱いの有料化は日本社会にとって良策だと思う。
話が逸れるが、とある著名人が、硬貨手数料が有料ならば、税務署は硬貨による納税を断れないから、そこに転用したらどうかと提案し、話題になっている。これを避ける方策を提案しつつ、有料化がなぜ良策かを説明する。
硬貨で納税は税務署は困ってしまうかもしれない。だが税務署長は、謹んで、そして喜んで、納税金を頂戴するのが良い。
銀行と同様、税務署で数え間違いは御法度だ。機械を使うのも良いが、それだけではやはり問題があるだろう。そこで、係員が1枚ずつ、「いちえん、にえん、さんえん、…」客の目の前で丁寧に数えてゆく。間違いがあってはいけないから、納税者の眼の前でやるのが原則だ。そして係員が終了した後、上司がもう一度計算すべきだろう。間違いは許されない。
そしてその2回の計算と、硬貨計算機の合計が一致した時のみ、処理が進む。完全一致しない場合は、やり直しだ。不正が合ってもいけないから、全ての処理を納税者の眼の前で行う必要がある。計算が一致するまでそれは何時間でも続く。
これを待っている人達とか、係員総出の監視の中、納税者は作業を凝視し続けなくてはいけない。俺から見ると眼の前で硬貨を数えられるのは拷問寸前だ。時間の無駄だし、ほとんどの人はやらなくなるだろう。
そして、硬貨は、手数料を取られるが、より効率よく処理してくれるはずの、金融機関に持ってゆく。なぜなら、まだ無料のところもあるかもしれないし、そこも今後有料化されるかもしれない。なる早で硬貨を手放した方が良いと考えられるかもしれない。
こうして、どっちにしろ税務署の納税窓口は平常化し、硬貨の所持者は金額が金融機関に移って自身の消費に使いやすくなり、それによって社会に流通する金額も大きくなり、銀行は手数料で少しは潤う。丸く収まって日本経済にとっても好都合じゃないか?硬貨取り扱いの有料化は良策の可能性がある。どうだろうか。