
第三者委員会について考える。
一凡人 求職中の素人視点なので、真に受けずに疑って読んでくれ。
今更だが、某テレビ局(以下、「F」と略)騒動は、他の事件や事故等で薄まってはいるが、無責任野次馬視点としては依然として収束の気配は無いという様相である。
具体的には問題解決?の糸口も動きも無く、また膿を出すとかちゃんと説明をとか寝言を言う割には、最初の頃から何も追加で判明した事実は無い。良く?言えば「膠着状態」ではあるが視聴者やその意向に動かされる広告主などは引いたままで歩み寄ってはいない(と推定される)。
例の10時間会見も全く奏功しておらず、質問側の資質の問題や世界を驚愕させた長時間のグダグダ等、様々な付随要素でも賛否両論であるが、個人的には「どうでも良い事」なので大した意見や感想は無い。
敢えていえば一大イベント?としては壮大な時間の無駄であった。(自慢気?に)「全部観た」と公言する猛者?リア充バカ?も結構居るらしいが余程の暇人と思われる。
それはいいとして、今後一連の問題や騒動はどうなっていくのか。もちろん誰にも想像つかないしそれもどうでも良いことであるが、俺も暇だから敢えて考えてみると、考えるまでもなく、結局ほとんど「有耶無耶になる」であろう。素人考えだが、それ以外の終結になりようがない。
というのも、強力な有耶無耶要素である「守秘義務」が立ちはだかる限り、何があったかよくわからないわけだから、まず第一に「責任の所在もハッキリできない」し、第二にもっと大切(と思われる)「今後の防止対策の様な処理もやり様がない」 であろう。そして第三要因として「時間」、つまりどの様な問題や騒動も、どうしても時間経過につれて世間の関心は薄れていってしまう。
そういう人や勢力や組織が居るかどうか知らないが、仮に「騒動をなんとかして有耶無耶方向に誘導したい」という人たち(例えば「F」はその可能性はある)が居るとすれば、この第三要因を「味方」につけたいと思うのは合理的だ。
では、どうやって時間稼ぎをするか。
単純に何を言われようがジッとしていれば、普通に時間はすぎてゆくのでそれも一案である。しかし、一連の騒動で一つの有力ツールを発見?した。
それは、「第三者委員会(以下、”Third Party Committee”から「TPC」と略)」なるものである。
確かに、内部調査では偏向があるだろうから損得が無い外部の「ある程度」信用できる人間に調査を頼まざるを得ないというのは説得力がある。
だが一方で TPCは「時間稼ぎ」には、一つの素人目線の見方であるが、大変有効である可能性がある。
まず、TPCは構成する人員を「慎重に」選択しなくてはいけない。各自忙しいし選ぶ方も忙しい人たちかもしれないから、時間がかかる。変な人が選ばれて世間から叩かれてメンバー変更騒動なども考えられる。それも却って「時間稼ぎ」には奏功するが…
そして、TPC調査は、それ自体、時間がかからざるを得ない。 様々な都合で、あるいは親切心で、とにかく大急ぎで結論を出すとする。そうなると世間から「なぜもっと時間をかけて慎重にやらないのか」と叩かれる恐れがある。
また、 「世間が受け入れられない」様な結論であると結局叩かれてしまう。俺の思い込みかもしれないが、どのような結論が出ても問題視されてしまうだろう。なぜなら人様を満足させる結果などは存在しない。そもそも上記の通り何があったかハッキリしない事からこのような結末にならざるを得ない。そうなると、時間稼ぎでその怒りを弱めようとする意識が働く。つまり先延ばしした方が合理的と考えてしまう。
という事で、「TPC」は有耶無耶のための大変都合の良い仕組みである。「守秘義務」と合わせて、今後の有耶無耶解決の決定的手法になるだろう。どうだろうか。