凡人 (求職中) の素人視点なので疑って読んでくれ。
唐突だが、超富裕層というのは、好んでタワマンに住むものだろうか。
タワマンの定義は難しいが、日本では階数が20階以上、高さでいうと60m以上、あるいは環境アセスメント条例が適用される100m以上という考え方もあるようだ。
本日の投稿ではわかり易く、誰が見ても超高層であろう、「100m以上」をタワマンとする。
一応俺は超富裕層を目指す一人として、これを書いている現在、賃貸マンションに居るが、20階無いし、どうみても60mもない。だから「誰が見てもタワーマンション」ではない。タワマンに住んだことも無いので、どのような生活なのか、何が良くて何が問題になりうるのか、よくわからない。
ネットで調べてみると、日本の資産家は結構タワマンに住んでいるようだ。米国では超富裕層は基本大きな土地と家を所有してそこに住んでいる人が多いが、都市部ではタワマンを所有している場合も多いようだ。
超富裕層は合理的に考える人が多いから、タワマンに住むとしたら、やはりそれなりの根拠があるはずだ。周りが買っているからとか、虚勢的地位が欲しいとか、それだけでは根拠薄弱だ。しかし理由は人それぞれだから、超富裕層だからどうというのも難しい。だから俺自身はどう考えるかを本日の題材とする。
俺の考え方は古いかもしれないが、他の条件が同じなら、一般的には、土地が広くて、床面積も広い、所謂「一戸建て」住居が良い気がする。出入りのアクセスが良く(タワマンは出入りに時間がかかる)、管理方法は自由(タワマンは管理方法は決まっていて基本従うのみ)、上下左右の隣人に悩まされにくい(タワマンでは迷惑な隣人に悩む可能性もある)。土地の処分も自分で決められる(タワマンは建て替えなどでは合意形成が難しい)。何年後かの大規模修繕も憂鬱だ。こうして見るとタワマンは面倒が多い。まぁ一戸建てもそれはそれで面倒があるだろうが…
ところで、タワマンに賃貸で住んでもよいわけだ。するといつでも引っ越すことが出来、上記いくつかの心配は無用となる。もちろん、一戸建てに住む場合でも賃貸もあり得る。投資として考えると比較が複雑になるし、住むという事では購入も賃貸も変わりないから、話を単純化するため両方賃貸で考える。
極端に考えて、土地の余っている田舎に新築賃貸タワマンと新築賃貸一戸建てがあって、双方適正価格で家賃を支払う余裕が自分に充分ある(つまり家賃がそれ以上安くても最早魅力になりにくい)として、どちらを借りるだろうか。
人によるかもしれないが、俺としてはやはり一戸建ての方が色々住みやすそうに感じる。
ここから、タワマンの方のどのような条件が変わると、タワマン選択に現実味が出るだろうか。
ここも異論あるだろうが、俺としては、そのような条件というのは、ただ1つだ。
それは立地、つまりロケーションだ。
平たくいうと、立地条件が変わり、例えば首都圏であれば、都心、乃至都心にごく近い場所であれば、あるいは大阪であれば大阪市中心部、北海道なら札幌駅の周辺、そういう立地だと、タワマン賃貸の魅力がでてくる。逆に場所が魅力的でない限り、例えば施設が充実とか、より高階層で良い眺望とか、あまり魅力を感じない。同じ値段ならすぐ近くの一戸建てがまだマシに感じる。
という事で、至極普通の結論だが、「タワマンの魅力」というのは、結局ほぼ「立地」のみという事になる。実際、都心等では土地の値段が非常に高く、広い一戸建ては現実的ではない。縦に伸びた「タワマン」が、立地重視であれば有力な選択肢となる。
逆に言うと、素晴らしい立地でなければ、たとえそこまで数キロ程度の近場であっても、タワマン賃貸に住む意味は殆どないと思う。どうだろうか。普通か。