テレビゲームについて考える。
唐突だが、君はどれくらいゲームをするだろうか。
「ゲーム」というと曖昧だが、いわゆるコンピューターゲームの事だ。囲碁・将棋、ポーカー、麻雀、花札、あるいはあらゆるスポーツ、又はサバイバル系とか、コンピューター経由でなくても楽しめる、いわゆる「広義のゲーム」はたくさんあるが、本日はいわゆる「TVゲーム」を題材とする。英語では「Video Game」だが、ここではそれらコンピューターで楽しむものを総じて「ゲーム」、その他の物理的形式で楽しむモノを「競技」とする。例えば野球でも「MLB The Show」は「ゲーム」、「草野球」は「競技」と便宜上、表現する。
色々な報道や、個人の投稿などを見ていて、今後、日本国内でも、世界的にも、一層発展しそうと感じる業界の一つがゲーム分野だ。
発展予想の根拠は簡単だ。
上記「ボードゲーム」を始めとして、「スポーツ競技」や「子供の遊び」もそうだが、人間はいわゆる「ルールを決めて複数人で楽しめる活動」を大昔からやっている。人間の歴史はそういう競技の歴史とも言える。自分でやっても楽しめるし、観戦も楽しめる。
人間界?でずっと流行ってきたことだから、今後も廃れる事はない。そして、コンピューターはそれらと親和性が高い。だから発展しないはずがない。
間接的な関連だが、日本の沢山ある歴代人気漫画では、多くが何らかの野球、サッカー、ボクシングなどの「スポーツ」、頭脳系の「ボードゲーム」、生き残り?を賭けた「冒険」もある意味「恐ろしい敵が次々と現れてそれに勝っていく」物語だから、一種競技性がある。つまり競技要素というのは物語でも需要がある。今後は、「ゲーム」自体を題材にした漫画や物語が(今までもいくつもあるが)どんどん出てくるだろう。
要するに人間は競技要素が大好きだ。逆に「競技要素の全く無い人生」はつまらなそうだ。そして、別にお金が懸かって無くても熱狂できる。今後、機器の性能も上がるし、ネット環境も改善されていくし、老人は暇を持て余している人も多いし、若い人もEゲームで盛り上がれるし、AIと人間の対戦もできるし、業界は盛り上がっていくだろう。俺が見た限り、電車の中でスマホを操作している人の多くがゲームをやっている。それも単純なやつをやっている。SNSやっている人も多いが今後もずっと続くかはわからない。ゲームに関しては人間が競技性が好きな限り、続く。
という事で、著名な著富裕層は果たしてゲームをやるだろうか。
バフェットは現在91歳、ゲームが一般的に広まり始めたのは50年前のアーケードゲームとして当時41歳。ゲームを趣味として始めるには遅すぎるわけでは無い。しかもピンボールを時々やっていた時期があるそうだから、ゲーマー要素はある。今は多忙だしやっていないだろうと思っていたら、昨年のある記事では、オンラインで「ブリッジ」を、週に数回、数時間やることもあるそうだ。つまりゲームをある程度やっているし、親しんでいる。ちなみに、マイクロソフトが買収したゲーム会社へ、バークシャーが昨年いつの時期かに投資している。
ゲイツはゲームを作ったことがある。1981年に、IBM PC DOS、MS-DOSで動くゲームをBASICで作成したとの事だ。マイクロソフトはゲーム専用機も製造している世界最大級のゲーム会社だし、ゲイツ本人も詳しいし色々やったこともあるだろうが、少なくとも現在は、普段はあまりやらないそうだ。本人が「俺はガチゲーマーでは無い」と言っていた。
俺自身はTVゲームが嫌いでは無い。昔は専用機でも少しやっていた。最後に買ったゲーム専用機は歴代PlayStationのどれかだ。今はそれは使わず、「頭脳系」競技のオンライン対戦をパソコンでよくやる。他の主要で人気のあるパソコンゲームはLinuxで動かないものも多く、ほとんど試さない。Emacsではテトリスができるので、やったことがある。10年以上前だ。
という事で、ゲームは楽しめればどんどんやったほうが良い。楽しめるゲームがあるというのはそれだけで素晴らしい事だ。もし寝食を忘れるほどに熱中できるならば、ある意味人生が豊かになると思う。どうだろうか。