
米国大統領選について考える。
一凡人 求職中の素人視点なので、真に受けずに疑って読んでくれ。
今更だが、6月から現在まで、米国大統領選挙で様々な事件や状況変化があった。
ところで、超富裕層を目指すために、誰を応援するとか、どのような政策が大切だとか、とにかく候補者についての是非は個人的には特に無い。そもそも各候補の主張・政策が就任後実際どのような変化をもたらすのか、現段階で判断する程の能力が無い。能力があったとしても、今分析してもその通りになる保証もない。
とは言っても、投資家というのは程度の差はあれ、また好む好まざるに関わらず、「米国」「米国経済」「米国株」の動向を「一切無視する」という訳にはいかない。
従って、俺としても、「観てもどうにもならない」とは思いながら一応、6月の「バイデンとトランプのテレビ討論会中継」を観ていた。当然内容がその場で即座に理解できる程の英語力は無いが、今は字幕も出せるので、多くの日本人投資家も生中継を視聴していたと思われる。
結果は御存知の通り、英語に自信のない俺でも「出来栄えの悪さ」が分かる程、バイデン陣営にとっては散々な内容であった。声が小さく、言い淀む。視線を頻繁に落とす。表情が時々固まる。全体的に元気がない。トランプは主張内容は別にして、所作としては全て「その逆」であった。
バイデンは年齢を問題視されていたから、批評勢力もカサにかかる。また致命的と見たバイデン側勢力は、早々に候補者の変更を言い出した。
中継を観ていて、トランプの「強運」を見せつけられた。こういっては何だが、人物的には進行中の裁判も含め多く問題を抱えているし、また政策や主張は単純で内容は薄く感じるが、それらが問題にならないほど、相手が大一番で「盛大」にまた「勝手」にコケてくれた。「強運」といっても間違いでは無い。少なくともそういう「印象」を持った人が多くいたのではないかと想像する。
そして、その半月後に暗殺未遂・銃撃事件が起きた。流石に中継は観ていなかったが、その後の報道によると致命傷を間一髪のタイミングの「偶然」の動作で避けている。色々見方はあるが、偶然の動きであるから「運が良かった」といって差し支えない。結果として大衆としてはまたもトランプの「強運」を見た。
ところで、この事件の論評で、日本の某放送局の極左報道番組のとある「偏向発言」が大問題となり、日本のメディアや報道機関の程度が再度知れてしまった。当人は「自称」ジャーナリストであるが、このが今後、内外の人達の取材時に「偏向問題発言」で相手を怒らせたり、国際問題にならないか心配だ。即刻降板すべきであろう。
それはいいとして、被害者側に様々な意味で支持が集まりやすいのに加え、短期間で2度目の「強運」は、やはり投票結果に大きく影響すると思われる。選ぶ方も、関係ないとは思いながらも、良い運を持っていそうな候補者に多少の好印象を持つのは自然だ。
だがその後、正直「潜在的な代替候補者達の支持」もそれ程ではないし、バイデンの撤退は今更ないだろうと思っていたが、圧力が強すぎたのか本当に候補から降りてしまった。しかもその後、絶望的状況からの変化のせいか、事前の副大統領とトランプでの世論調査ではそれ程ではなかったのに、思いがけず風が吹いて一気に支持を集めているようだ。
副大統領の事はよく知らないが、国境問題で指導能力欠如があった可能性もあるとしても、副大統領だからこれといった、ハッキリした、多数が知っているような業績や失政は無いと思われる。怒られるかもしれないが性別と人種が一番に思いつく印象だ。
しかし、考えようだが、強運という意味では強運だ。まず第一に、副大統領からは反旗を上げにくい対象の上司である大統領が(勝手に)自分から降りた。第二に、その大統領が候補者に指名してくれた。第三に、時期的に厳しい党内の「予備選挙」を勝ち抜く必要が無い。第四に、相手候補者が少なくとも表面的には何から何まで、正反対とは言わないが違いが際立っているためそれを主張しやすい。それを分断として嘆く傾向もあるが、選挙としては論点が際立って面白いのではないかと思う。
つまり強運同士の選挙戦だ。どちらが強運か?それは当然11月に買った方がより強運だ。どうだろうか。
全て、個人の意見だから、自分でもよく考えてくれ。
投資は自己責任。言動は自分の思考で。ではまた