クマの危険度について考える。
一凡人 求職中の素人視点なので、真に受けずに疑って読んでくれ。
今更?だが、昨今日本ではクマの出没が多く報じられる。報道数や時間などで顕著だ。餌不足とか、クマの近くにまで開発が及ぶからだとか、一度美味しいモノを食ったから味を覚えてしまって山から降りてくるだとか、原因は考察されているが、どれが本当なのかは分からない。そしてそれはどうでも良い。
なぜならクマであれば、仮に被害が大変深刻になったとしても、対処は可能だからだ。数が多すぎれば駆除という直接手段もあるし、要はクマの行動範囲から離れればよい。クマは敢えて人間を襲いたいわけではないから、十分に対処が可能なはずだ。病原体に比べても難しい相手ではない。
ところで、実際のクマはどれほどの脅威であろうか。
例えば軽い登山などに行って、山道でクマと対峙したら、よくあるネット記事なんかでは、「落ち着いて後ずされ、背中を見せるな」とか偉そうに宣う人たちも多いが、実際はあまりの驚愕と恐怖で大混乱、狼狽、大慌て、で腰を抜かすかそうでなくても動けないのが関の山だろう。動いても咄嗟に走り出してしまうだろう。
だから「熊遭遇訓練」?をされていなければ生き残るかはほぼ運次第だ。従って山へ行く人は、その危険を知った上で、それでも山に行きたいという気持ちが上回るという人でないと、山登りや散策はそれほど合理的ではないかもしれない。あるいは火山みたいな熊のいなそうな山に行く。それはそれで噴火の危険もあるが、噴火自体もそうあるものではない。
それはいいとして、登山に行かなくても「トカイナカ」位に居住であれば、普通にしてても例えば裏山や庭や家庭菜園や近くの駐車場の近くに来るかもしれないという奇特な寝言を言う人もいるかもしれない。
しかし、家庭菜園や居住地近辺に侵入してくるのは、何もクマだけではない。野犬とかキツネとか他の動物はもとより、毒蛇、恐ろしい昆虫、人間では犯罪者・変質者、悪意の無い第三者から、果ては産業廃棄物とか、仲の悪いご近所さんが嫌がらせで糞尿を捨てるとかあらゆる可能性がある。
心配するならば、思いつく限りの場合と、それぞれの発生確率から「どれを心配するのが効率的か」を考える必要がある。各確率については興味があればAIで調べればよいが、ざっくりいって日本で生活するには、クマの心配より、「色んな種類の人間の心配」をする方が合理的だ。
そもそも、大都市圏にいれば、クマの危険度はほぼゼロに下げられるが、人間からは「ほぼどこに住んでも」逃げること、避けること、は出来ない。
持ち家だったりすると尚更だ。あるいは対象が知り合いやご近所だったりすると、外国へでもいかない限り逃げられない。あるいは通り魔的危険人物だと逃げようもなくなってしまう。
対人間、特に敵意のある人の危険度は誠に厄介である。
つまり、クマの心配をするなら他に考えるべき安全管理事項があるはずで、相対的に「とりあえず、まずクマの心配をしよう」などと考える必要はない。
確率と深刻度でいえば、ネット詐欺とか、交通事故とか、自宅に盗難とか、混雑した電車で冤罪に巻き込まれるとか、外出中や勤務中の傷害とか、そういう方が生き残るためにも重要だ。
しかもその種の事件は日常茶飯事だ。だからクマを報道するならそういうのを、繰り返し知らしめた方が情報の価値が高く、報道番組としても良いはずだ。
それなのに日本人はクマが余程好きなのか知らないが、その出没報道がやけに多い。クマ目撃を放送時間内に差し込むために日の目を見なかった詐欺事件は多くあるだろう。これが本当のクマ被害だ。どうだろうか。

