エセ海外居住について考える。
今更だが、ある日本のタレント(以下「X」と略)が、5年程のシンガポール移住を経て、日本に戻って来たらしいという報道を題材とする。
その分析で多いのが、「節税等の長所より、日本居住の長所が勝るからだ」というのが多い(気がする)。
だが、俺はそうは思わない。
その理屈だと、もし今後日本居住の長所が相対的に低くなれば、また移住する理屈になる。だが、こういう連中が一度日本に戻ったあと、海外に骨を埋める覚悟で出る事はほとんどない(気がする)。このようなどうでも良い事を題材にするのもなんだが俺も暇人なので、その理由を以下説明する。
特にタレントとか作家に多い(気がする)が、せっかく海外ににいるのにせっせと日本語で日本人向けに記事を書いたり、配信したりする人は多い。あるいは一般人?でも企業に送り込まれた駐在員の大半は日本帰国を心待ちにし、多くの留学生も結局日本へ帰ってしまう。
俺の凡人視点だが、海外に居ながら心は日本に向いている、日本に向けた活動が主体のこうした勢力は、遅かれ早かれ日本に戻るのは当然だ。それが元からの意志だからだ。
彼らにとっては長めの海外旅行に行っているようなもので元から移住とは言えない。繰り返すが彼ら彼女らの心は日本居住であり、海外にあるのは物理的身体だけだ。
タレントXもそうだし、掲示板の論破王?(以下、「Y」と略)もそうだし、ガーシーとかもそうだ。彼らは物理的な所在地が海外なだけで実質日本在住だ。だから一々帰国とかで騒ぐのは時間の無駄だ。彼らはすでに日本にいるのだ。
タレントXも出ていくときは節税だとか、あるいは日本は最早ナンタラナンタラだから海外で活躍の場を求める見たいな事を言ってたらしい。
だが節税は大株主や本格投資家には利点が大きい一方で、結局日本向けに仕事をしている(YouTuberなど)には余程収入が大きくない限り、効果が劇的ではない。
実際、Xはたった5年の滞在だった。一方で著名投資家のジムなんとかとか、Facebookの創業者の一人のサベリンとか、何なら国籍まで捨てて、莫大な税金まで払って節税している。比べるのも失礼だが、日本の底の浅い小物タレントとは覚悟が大違いだ。
また、論破王Yは日本以外に拠点を持つのが合理的とか、もっともらしい事をほざいているが、現地でそれほど溶け込まずに相変わらず日本に向けて吠えている時点で底が知れている。外をあまり知らない日本人向けだけに成り立つ情報番組構成だ。
凡人のヘタな考えかもしれないが、俺に言わせれば、日本にしっかり拠点があれば殆どの場合で充分だ。長期居住地を選択するなら、イザという時の事を考えてのオプションとしてでは無く、その滞在先でやりたいことがあるというのが理由であるべきだ。当たり前のことじゃないだろうか。
こうした(1)出羽介(でわのすけ)の一種である「日本を向いた形だけの海外滞在者」と、(2)本来の本当の移住者である「現地でしっかり腰を据えて活動する海外移住者」は区別される方が望ましいが、日本の新旧メディアで取り上げられるのは、超人的な活躍をする日本人を除けば、前者(1)だけである。
なぜなら前者は日本向けにせっせと売り込んで来て、活動するからだ。
後者は日本人にどう見られるか考えたり、日本向けビジネスで小金を稼ぐ必要がないので、日本のメディアは取り上げにくい。海外で人知れず現地に貢献している日本人は我々が知らないだけで多くいる(と思われる)。
という事で、俺も出来るだけ出羽守のクダラナイ妄言には付き合わないようにしたい。どうだろうか。

