最近の不動産価格について考える。
何の専門家でも無い、凡人 (求職中) の素人視点なので、真に受けず、疑って読んでくれ。
首都圏の不動産、特に都心部のマンション価格が上昇している。
不動産の適正価格判断は難しいが、人口減や大イベント終了を考えて高すぎる、というのが大勢だったが、誰が買っているにしろ、依然として強い需要があるという事だ。
俺も正直に言うと、こんなのすぐに下がるだろうと何年も前から思っていた。実は今でもそう思っている。偉そうにネットの情報に騙されるなと言いながら、当の自分が騙されていたのかもしれない。今後どうなるかは誰にも分からないが、俺が投資不動産を買わない方針は変わらない。俺には面倒が多い。以前、不動産についての俺の素人分析持論を紹介した。
突然だが、俺は「直接不動産投資」の経験がある。 自分が住む家を買ったり売ったりも立派な「不動産投資」だが、一歩進んで「賃貸」をやったことがある。偉そうだが、その経験から、また、不動産管理とか金融の専門では無い超富裕層を目指す一個人の考えとして、読んでほしい。 結論からいうと、面倒な管理を厭わない、不動産が好きな投資家のみ、不動産は良い直接投資先になりうる。 投資というのは、その投資先に興味がないと成功しないと思うが、特に不動産に関しては、例えば一日中間取り図を見たり、建物の調査をしたり、常に色んな不動産を見て回ったり、関連法律の勉強やDIY修理をやっても苦にならない位不動産好きの人で無いと大きいストレスになる可能性がある。 ましてや超富裕層向きでは無いと思う。
さて、「何年も前」といっても曖昧だがそれはどうでも良い。実際市場はどうだったのか?論文じゃないし投稿で統計データはあまり調べないが、「不動産価格指数」によると、2012年から見事な右肩上がりだ。要するに長い目で見れば最近上がっているというより、安倍ちゃんになって以来一貫して上昇を維持している。
不動産価格の上昇が良いか悪いか議論あるだろうが、逆の10年下落継続とか、もっと穏当に10年間横這いとか、に比べれば大分マシだ。少なくともこの間不動産を購入した人にとっては良かった。またそれ以前から不動産を所有している人にもどちらかといえば良かった。また、不動産関連業界の労働者、投資家にとっても良かった。
それはいいとして、政策の意図かどうかわからないが政治は結果であるから、評価できる面もあるだろう。なぜなら人口減高齢化にも関わらず、少なくともこの分野の経済活動でそれ以前より金が多く動いたという事だ。何度も書いたが、「順調な経済成長」中は穏やかにでも資産価格が上昇する。逆に言うと上昇がなければ成長していない可能性が高い。そもそも、どのような資産であっても、価格が穏健に上昇した方が、それ以外よりはマシだと思う。なぜなら、同様にその方がお金が回りやすそうだし、それ故経済成長しやすそうだからだ。逆にお金を使わずに置いておくだけで物価が下がっていく状態ではマシな事がないのは、日本人はここ何年かでよく学んだ。
だが資産だけが上がっても資産を所有していない人の賃金が上がらないと格差が拡がる。そこで、各政党が分配分配と念仏を唱えているわけだ。この辺りをまた別の投稿で考える。
とにかく不動産価格の上昇に関しては、最近の傾向ではなく、10年近く続く長期傾向、今後調整もあるだろうが長期で見れば需要次第、不動産がどうしてもすぐに必要という奇特な人たち以外は傍観が良さそうだが、どうだろうか。