超富裕層を目指す俺に無い柔軟性

2021-06-22 投稿

投資

アタマの柔らかさについて考える。

何の専門家でも無い、一凡人 求職中の素人視点なので、真に受けずに疑って読んでくれ。


唐突だが、思考の柔軟性は大切だ。

ある対称的な2人を考えてみよう。

片方はそれなりに広く知識を持っていて、それなりに経験もあるので、それに基づいて行動するA。もう片方は細かい知識に疎いが、感覚重視で色々な事を抵抗なく受け入れるB。左脳支配のAと右脳をよく働かせるのBとも言えるかもしれない。同じ人間でも年齢でも傾向がA→Bと変化する。

程度の差はあるが、こんな友達同士とか、兄弟とか、夫婦とか、上司部下とか、経営パートナーとか、結構いるのではないだろうか。典型的?な2人組のパターンの1つかもしれない。カップルなどを含め、2人組というのは無意識のうちに自分に似た人間を避け、タイプの違う人同士を選びやすいから、対抗形?になるものだ。小説でも、このような二人組はよく採用される。意見が異なりやすいため、会話になりやすいからだ。

そして俺の見る限り、次々と出てくる大衆向けIT機器とか、最新の多少わかりにくいが使いこなせれば便利的なモノは、Aの方が忌避して取り残され易く、Bは感覚で案外使いこなして、何とかついていくのだ。だからAは常識や今までの体験に囚われすぎて、次第に行動様式が時代遅れになっていく。Bの方はAが想像できないような方法で新機器を駆使したりして、遂には時代の先端の浅めの知識では、BがAを凌駕するのも珍しくない。よくあるだろう。

陳腐な言い回しだが、頭脳や思考の柔軟性というのは、中長期的にはそれ迄に培った「(古い)知識」や「その時点の常識」に勝る場合が多い。例外もあるが、結局は「以前」にこだわる人達の常識を、駆逐してゆく。そうしないと必要な変化が起きないというのもある。ここ30年くらいの日本の会社も、同様にそれまでの成功に囚われており、失敗を重ねる原因の1つであるのは異論ないだろう。囚われている期間が多少長過ぎる(現在も進行中)ような気もするが…

資産家、投資家にもこのような常識や成功体験は大きな問題となりうる(と思う)。個人的な話をすると、俺自身は完全にAタイプであり、アタマが固い。いつも常識や知識に囚われている。帰納的に物事を考えてしまう。とても柔軟とはいえない。従って冒険もしづらく、機会を失いやすい傾向がある。基本慎重なのはいいが、いつも慎重というのは問題だ。慎重になるのは、然るべきときに前に出てリスクを取るためのはずだ。

だから投資でも影響がある。俺自身の売買した範囲だが、理詰めで買ったもの、感覚重視で買ったもの、当然両方があるが、有意な成績差は無い。なんなら、少なくとも短期間で言えば、感覚重視の方が結果が良い。理詰めだと、どうしても市場破壊的企業とか、超野心的な会社など、避けやすい。ぽっと出だとどうせこんなのダメだろうと先入観を拭いきれない。他方、感覚買いは勇み足も多くて、塩漬けの保有株のほとんどはこの原因だ。

つまり、俺の目指す成長重視の長期投資では、今の所、Bタイプ圧倒的優勢頭脳、感覚重視思考で投資判断すべきという結論だ。もちろん知識、常識、分析、完全無視という訳にもいかないが、俺の脳の構造だと必ずそれらが無意識にでも影響してくるので、感覚重視でちょうどバランスが取れる。感覚で最初選んで、その後数字を分析するといった具合を目指したい。普通か。

ということで、これから先、俺の投資において最大の敵は、世界の不況とか、間抜けなアナリストとか、日本の少子化とか蜂の頭とかではなく、俺自身の中にある愚かな常識なのだ。皆さんはどうだろうか。

管理人

自分の写真
調布 有

ブログ コミュニティ

PVアクセスランキング にほんブログ村

ラベル

IT (28) MLB (13) その他 (59) 安全管理 (22) 格差 (19) 株式以外 (7) 時事 (26) 情報リテラシー (34) 生活 (29) 超富裕層 (42) 痛い主張 (14) 投資 (53) 米国 (34) 労働 (14) 屁理屈 (14)

ブログ アーカイブ

QooQ