謎の集団:コンサルタント

2021-07-10 投稿

情報リテラシー

コンサルタントについて考える。

何の専門家でも無い、求職中凡人の素人視点なので、真に受けずに疑って読んでくれ。


コンサルタントという職業がある。

偏った、乱暴な見方だが、俺は、「コンサルタント」だという人は「専門性がないジェネラリスト」「実務をしていない」職種についているというふうに解釈、仕事に関してはほぼ間接業務しかしていないと独断する。正しい見方かどうかは俺もわからない。

自称コンサルは世の中に沢山いる。今回の否定的文章を、俺の単なる経験談として読んでほしい。素晴らしいコンサル、仕事ができるコンサル、有能なコンサルは、俺が遭遇していないだけで、世の中に沢山いるんだろう。わからない。

まず、何をやっているのかハッキリしない。例えば、「薬品会社のコンサルをやっている」と宣うコンサルAがいるとする。当然、薬品開発はしていない。病院や薬局に営業にも当然行っていない。一体薬品会社で何を具体的にやっているのか。Aに少し深く聞くと、「コンサルティングをやっている」というだろう。禅問答のようだ。

そして、なんのプロなのかわからない。例えば品質管理技術者ならば、検品とか、工程自動化とか、具体的な専門性が何かしらあるだろう。しかし「品質管理のコンサルをやっている」と言うBがいるとする。ほぼ確実に品質管理実務のプロでは無いだろう。具体的に自動化を担っていれば、検品自動化の開発をやっているとか、検品工程の管理をしているとか、何かしら具体的に言うはずだ。しかしBに具体的になんの専門なんだと聞くと、「いやだから品質管理のコンサルの専門だ」と言うだろう。再帰的な謎掛け文章のようだ。

また、使い方?がハッキリしない。昔、職場の同グループに、コンサルタントと称する数人が一時期居たことがある。同僚はどうだったか知らないが、俺はどう対処すればよいのかわからなかった。なぜなら、何をやるためにいるのか、何ができるのか、良くわからない。何か頼んでも良いのか、それともそれ以外に何か俺が見ていないところで忙しいのか、とにかく謎だった。存在感が鵺のようだった。無視するわけにもいかない。ハッキリ言って俺には面倒な人達という印象になってしまった。これは人によるが、無言の威圧感を与えてくるコンサルもいる。低俗推測だが少し上から見られていたのかもしれない。わからない。

コンサルタントとは、少なくとも一部の解釈では「解決策や改善点を指摘指導する」職らしいが、目の前にある問題や目標のための解決策改善策を見つけるのは、コンサルに限らずどのような職種でも誰でも主要職務だ。なぜなら仕事や業務というのは、いつでも、どこでも、問題解決の連続だ。だから、言うなれば働いている人は全員コンサルタントだ。

自分の仕事範囲だと常識が育ってしまうから、第三者の目が必要ということもあるだろう。しかしそれなら近場で同僚や上司、他の部署、取引先、等々の意見でも充分な気もする。なぜ高額な報酬を払って外部のコンサルに依頼するのだろうのか。米国の著名な巨大IT会社も、外部のコンサルを通常業務で雇っているだろうか?機密の問題もあるし、俺はとても想像できない。だがわからない。

経営陣に指摘助言指導というのも、実務をやっている従業員からすると印象が悪い。実際はどうだかわからないが、強いボスに浅知恵を与える、頭は回る要領だけは良い、取り巻きのようだ。

俺にも少しわかりやすいコンサルに、「選挙コンサル」がいる。立候補者に雇われ、選挙当選というわかりやすい目標を目指す。確かに立候補者に当選のための「助言」をするだろう。でもコンサルっていわないで「当選戦略立案の専門家」とかって自称すれば良くないか?そのほうがわかりやすいじゃないか。

これだけ巷に溢れているわけだから、何かしら出来るんだろう。超富裕層を目指す求職中の俺には、それがハッキリしない、謎の職種、コンサルタント。俺は何をやるにしても、コンサルタントだけは自称したくない。

管理人

自分の写真
調布 有

ブログ コミュニティ

PVアクセスランキング にほんブログ村

ラベル

IT (28) MLB (10) その他 (59) 安全管理 (20) 格差 (19) 株式以外 (7) 時事 (24) 情報リテラシー (34) 生活 (29) 超富裕層 (42) 痛い主張 (14) 投資 (53) 米国 (34) 労働 (14) 屁理屈 (14)

ブログ アーカイブ

QooQ