政党について考える。
何の専門家でも無い、一凡人 求職中の素人視点なので、真に受けずに疑って読んでくれ。
突然だが、俺の軽薄な考えでは、日本に「まともな」政党は1つしかない。今日はこれについて書く。これで俺の政治スタンスがハッキリわかってしまい、多少マイナス面もあるが、まぁしょうがない。
俺の考えを書く前に、君の「まともな政党」の定義はなんだろうか。考えてくれ。
「日本にまともな政党が無い」とか言うコメンテーター的な人がいるが、俺に言わせれば、そんな事を宣っている、まともなコメンテーターが居ないのが、日本だ。ところでコメンテーターって何なんだろう。専門性もないのにテレビで影響力を行使して、俺は良い印象はない。いつかこれも取り上げる。
話をもどして、「まともな政党」の話だ。定義は人それぞれだろうから、まともな政党も人それぞれだが、その前に、政党の目的とは何だろうか。これも異論あるだろうが、簡単に言うとその政党ならではの、政策の実現だろう。まぁそんなに間違ってないだろう。
では、政策の実現には何が必要だろうか。
簡単だ。法治国家である日本では、基本的には、政策の実現には法案を議会で通す必要があり、そのためには充分な議決数、すなわち多くの議員が必要となる。
まとめると、政党は自分達の法案を議会で通すために、大きな方向性で一致している人達が結束し、多数派の議員を擁する事を目標としている集団である。これが俺の考える、まともな政党だ。
さて、議員選挙で、多数(過半数)を「常時」目指している政党、そんな政党は日本にどれだけあるだろう。もう言わなくてもわかると思うが、その条件を満たしているのは、日本では長らく、1つしかない。他は候補者をそれなりに出しているが、明らかに過半数を目指しておらず、また連立などで多数派を管理するプランも当然無い。彼らの言い分はほぼ実現しない。まともな政党とは言えない。だって何を主張したって、実現しないのだ。何を有権者に約束できるというのか。
違うというなら、少数派から政策を実現させた例を考えてみてくれ。ほぼ無い。当たり前だ。多数決がルールなんだから。議決を取るときに、どうやって少数派が勝つのか。少数派が政策実現を次々と達成する議会は、もはや崩壊している。
多数派というのはどんな選挙後も「たかだか1つ」しかないから、他がまともかどうかは選挙前にわかる。前述したように、当選議員で多数派を形成できるような選挙を常時展開しているのは、たったひとつ、現在の政権政党だけだ。
繰り返すが、他政党の多くはまず候補者が足りず、また連立の現実的プランも無く、またある選挙で候補者が多数派分出ていても、他の選挙まで手が回っていない。例えば国政では多数派人数分の候補者を出していても、地方選挙を全て同じように多数形成を目指している政党は他に無い。それでは、俺が考える政党の体をなしていない。どんな理想を掲げても、支持するに値しない。大きな流れで見て、ほぼ常時、ほぼどこの選挙でも、勝利を目指しているのは、ここ何十年かではただひとつだけなのだ。
もちろん、まともな政党がひとつだけだからといって、投票すべきかは別だ。批判票もあるし、新しくできたばかりの政党に期待する事もあるだろう。しかし、政党というのは、政策内容もさることながら、多数派を常時目指すという基本を年に何回も延々と毎年続けていくのが、最も大切なのだ。このあたりは、長期戦略に立つ企業の方針にも似ている。すぐに無くなったり変わったりしそうなモノやサービスは、支持されず、淘汰される。政党も同じだ。どうだろうか。