コンビニについて考える。
何の専門家でも無い、凡人 (求職中) の素人視点なので、真に受けないで疑って読んでくれ。
俺の見間違いでなければ、書き手自体も相当な資産家のようだった。刺激的な表題で注目を得る手法と分かっているから、それを真に受けるのも何だが、どうもここまでの決めつけは違和感があるのでこれを題材とする。
まず断っておくが、この書き手の資産家がコンビニにいかない、コンビニで買い物しない、これはこの人の勝手だから別に問題無い。俺から見ると実にくだらない信念であるが、貫き通せば良いと思うし、他人が口をだすことではない。
しかし、他の資産家を自分と一緒にしてもらっては困る。もちろん同じ考えの人達もいるだろうが、俺が資産家かどうかはこの際おいといて、凡人投資家求職中の俺は、コンビニが大好きだ。なぜなら、単純にコンビニは便利で、利用は合理的だ。時間を節約できる。色々なモノが手に入る。しかも少量必要なだけ買うことができる。市街地であればそこら中にある。価格は安定している。この資産家は何が不満なんだろうか。確か食料とか飲料がどうこういっていたが…それはどうでも良い。
日常生活で、何か突然、家にないものが必要になったとする。別に日用品に限らず、食料品でもあり得る。
時間をかけて市場で手に入る限りのできるだけ良いモノをネットで探して、数日待ってそれを利用するのも良いが、配達されるまで待たなくてはいけない。だいたいそんなもの探すのにも時間がかかる。しかも多くのものは定番があって、長年使い込まれて製品の完成度が高い。つまりコンビニで売っている者がほぼ市場に出回る商品の中でも最良の可能性もある。
どのくらいの頻度で「何か家にないものが必要になる」といった事態が起こるかは人によるが、すべてのモノを常時家に揃えているような奇特な人でない限り、それなりに有り得るだろう。というか、特に消耗品においては、日常茶飯事だろう。
それがもし、コンビニにあるものならば、すぐに行って購入し、それを使って処理するのが合理的ではないだろうか。例えばガムテープとか、石鹸とか、薬品とか、何でも良いが、近くにコンビニがあっても遠くの百貨店とかEC配達で最良品を待つ方が良い場合はそんなに多いだろうか。とてもそうとは思えない。
また、このような事(何か身の回りにないモノが不意に必要になる)は、外出中でも充分起こり得る。コンビニに行かないと豪語する資産家は、外出中の想定外物品の必要性に、どう対応するのか。ゲス推測だが、そのような資産家は誰か秘書かなんかにに入手を命じ、その誰かはコンビニでそれを入手するのでは無いだろうか。自分でコンビニに行った方が早いだろう。この構造で自分はコンビニは利用していないと豪語している可能性もある。
富裕層、超富裕層、資産家、富豪、等などは、合理的な思考を持っている。なぜなら資産を殖やしたり、商売で儲けを出したりするのに、合理的な考えは必須だ。人の逆(逆張り)をやってのし上がるという考え方もあるが、それは短期的な資産売買や公営ギャンブルの賭けの話で、普通の投資活動で逆張りばかりやっていては、投資天才超人ならまだしも、普通の人間ではやがて市場から退出せざるを得なくなる。
つまり、人々がコンビニを便利に使っているからと言って、俺は普通と違う金持ちだから逆をいかねばとコンビニを避けるのは資産家の合理的思考ではない。日常の手間が増えるだけだろう。
という事で、超富裕層がコンビニに行かないとか見向きもしないとかは大間違いだと思う。どうだろうか。