海外生活について考える。何の専門家でも無い、凡人 (求職中) の素人視点なので、真に受けず、疑って読んでくれ。
俺の気のせいかもしれないが、最近、芸能人が仕事を休止して語学留学とか、本格留学とか、時には完全移住とか、よく聞く気がする。本日はそういう海外生活を題材とする。
俺がそういう経験があるかは気にしないでくれ。経験無いとしても、合理性を考えるのは誰でも充分可能だ。そもそも経験あっても最初は経験無い所から始まるのだ。
さて、結論から言うと、留学等海外生活は良い機会があれば行ったほうが良いと思う。
株式投資でも、投資するかは別として、日本株だけに投資するより、世界中の投資先を検討した方が良い。日本に集中もアリだが、それは調査の結果、比較して日本は良い投資先となるべきだ。生活場所も、色々検討出来ればしたほうが良い。そういう意味で、機会があれば海外生活も役に立つ。もちろん、外を見るのはお金がかかるから、もし「よい機会があれば」、そのような投資も充分ありえるということだ。
学歴に於いても、自身が教育を受ける「地域」や「国」を吟味・検討できれば、闇雲に1つの地域や国に完全依存よりも、当然機会も増えるし良いことが多いと考えられる。職歴に於いても同様の理屈が成り立つし、一般的にいくつかの地域や国に少しでも何らかの繋がりがあれば後ほど得な可能性がある。まぁ旅行くらいではオノボリさん意識が抜けないし、受け入れ国も客扱いしてくるから、役には立たないと思うが…
見返りに対して、相対的に治安が不安だ。日本の治安は昔ほどではないにしても、相対的にはまだ全然安心できる。日本と同等に安全な場所もあるかもしれないが、特に最初は言語もままならないし危険があるといえばある。だが、危険地域と公然と見なされる地域でなければ、心配する程では無い。大体、先進国に居住してみる程度の危険度・安全度を心配していると、他も様々やりにくくなる。
分散投資と言っても、集中投資もあるわけだから、日本に「集中」でも良いと思うかもしれない。だが、上述の通り集中投資は様々比較して集中先を決めるわけだから、滞在国に関しても集中するにしても色々比較して、その結果どこかの一国に集中するのが筋という事になる。日本である必然性はない。色々見て、結果アメリカ一国に「集中」や、その他の日本以外の国に落ち着くのもあり得るだろう。実際そういう人がたくさん居る。
超富裕層になるためには投資が必須だが、投資で成功するためには「海外生活」は役に立つだろうか。バフェットやゲイツは海外生活したことは無いらしい。米国は違う州へ移住がすでにそのようなものだからなのかもしれない。日本でいうと最近財を成した人たちは留学経験者が多いようだ。しかし彼らは判を押したように留学生活が起業などに役立ったとか起業精神を学んだとか言うが、実際どうなのかはバフェットやゲイツを見ても、分からない。留学していなくても立派に起業して経営している人もたくさんいる。俺の勝手な思い込みかも知れないが、資産形成には海外生活はそれ程相関ないと思う。
ここまで、外国生活の合理性を述べてきた。なので何なんだが、今後は海外生活も今まで程役に立たなくなるかもしれない。ひとつはこのネット社会、より多くの事象が共有しやすくなっている。変な例だが、つい最近までMLB観戦は日本ではそれ程自由ではなかった。今はネットですべての試合が居ながらにして観戦できる。また、観光地でなくても、映像情報がネットに溢れている。言語の勉強もネットを使って格段に容易になった。海外生活の主な機会である留学でさえ、オンラインで学位が取れる学校が沢山ある。
しかも言語自体に関してはそもそもスマホがあれば、自動通訳機能で問題が無くなるかもしれない(つまり語学の習得の価値が下がるかもしれない)。投資だって、基本どこにいても世界中に投資が可能だ。つまり現地でなくてはままならなかったことの一部が、すでに遠隔地にいながらにして可能になっている。目的によってはそこに実際居住・生活する必要がないかもしれない。
それでも現地の経験には得難いものもあるだろうから、後は海外に行って経験に価値を見出すか、行かないとしても日本で何をやるか、それによってどちらが得るものが多いと期待できるか、個人の考えだ。陳腐な結論で申し訳ない。どうだろうか。