Amazon.com の分かり易い方針

2021-12-13 投稿

米国

Amazon (AMZN) について考える。

一凡人 求職中の素人視点なので、また、筆者はAmazon (AMZN) 株を所有しているので、それも考慮して、疑って読んでくれ。


本日は自分の所有株中、2番目に時価の割合が高いAmazon (以下「AMZN」と略)、を題材とする。

と言っても、AMZNを始め多くの米国巨大テック系会社は、世界中様々な所で既に詳しく分析されているから、俺だけの意見があるわけでは無い。ただ、自分で考える事に価値がある(と信じて)、数回に分けて投稿する。

財務とか業績を分析するのも一興だが、すでにそういうのは多いので割愛する。そのうち、自動分析コードでも作って、それを披露するという意味ではやるかもしれない。

各巨大IT企業との共通点

まず、AMZNに限らないが、以下の投稿で書いた通り、巨大IT各社は「需要」を先取りする仕組みがある。これに大きな価値がある。

得体の知れないメディア、学者、コンサル等の無責任?な予測や、難しい未来予想理論でなく、世界中の消費者が、欲しいモノや興味がある商品を、「実際に」自社サイト、自社プラットフォーム上で手入力されて、人力検索してくれるわけだから、需要に素早く対応でき、それに関連する事業は手堅いと考える。短所としては、もし需要を大きく捉えようとすると、在庫管理や物流管理に費用がかかる事だ。

長期成長の期待

今後も何かに「大きな消費者需要」があり、そこにAMZNの「成長の余白」があると考えれば、需要を先取りできるし、AMZNに「長期成長」期待で俺が投資するのは合理的だ。また、消費者だけでなく「事業者」の需要(BtoB)の補足も出来るかもしれない。やるかわからないしやっても成功するとは限らないが、潜在的な「成長の余白」と考えられる。

また、これは付け足しとして、どこかで読んだのだが、AMZNは「需要が少ない」モノを「少量」、但し「非常に多くの種類」を「長期間」扱って、実質的に「大きな需要」として捕捉する意図がある(らしい)。言われてみれば確かにそうだ。他と比べて著しく多い種類の商品を長期にわたり、効率よく在庫・物流管理できれば活路がある。規模が良い方向で働く。

サービス業への拡大

AMZNはECで扱う「小売店で買える商品」の需要中心だが、「需要」というのは「その辺で購入できる商品」に限らないから、逆に言うと今後、この対象をそれ以外に拡げられるかが課題だ。例えば何らかの「サービス」とか、「電子商品」とか、そのままではすぐに売れない「薬品」とかだ。乱暴に言うと消費者や事業者が対価を払って購入するものは何でも対象だ。

実際、サービスでは既に「AWS」で大成功、電子商品では「電子書籍」や「動画配信」で成功している。サービスでは上記在庫や物流などの「物理的費用」が著しく少ないので、利益にも繋がる。もちろん、成功だけでなくより多くの失敗も多い。これも巨大IT各社に共通する経営だ。何が成功するかわからないから、色々試せる「余裕」が重要だ。

今後の実需効用

そして、AMZNの強みとしては、例え「サービス需要」より「EC」が利益率が低いとしても、一般的な「物理的需要」を手広くやっているのが、「他の巨大IT」との「有効な差異」と考えられる。これが他の事業にどれ程良い意味で相互作用するか、これもAMZNの注目点だ。ここは別の投稿で考える。

まとめ

まとめると、AMZNは「分かり易い方針」である、「世界中の消費者の多種多様な需要に応える」が「可能かもしれない」会社であり、長期成長投資には向いている。どうだろうか。

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