一凡人 求職中の素人視点なので、また、筆者はAMZN株を所有しているので、それも考慮して、疑って読んでくれ。
先日のAmazon(以下、「AMZN」と略)についての投稿の続き。
本日は自分の所有株中、2番目に時価の割合が高いAmazon (以下「AMZN」と略)、を題材とする。と言っても、AMZNを始め多くの米国巨大テック系会社は、世界中様々な所で既に詳しく分析されているから、俺だけの意見があるわけでは無い。ただ、自分で考える事に価値がある(と信じて)、数回に分けて投稿する。財務とか業績を分析するのも一興だが、すでにそういうのは多いので割愛する。そのうち、自動分析コードでも作って、それを披露するという意味ではやるかもしれない。
先日の投稿の要旨は、この会社は「世界中の消費者の多種多様な物理的需要に応える」という「分かり易い方針」があり、そのわかり易さが強みだという事だった。
本日は、この投稿に関連し、他の巨大IT会社との差異について考える。
需要に応える基盤
上記説明文の「世界中の消費者の多種多様な物理的需要に応える」と書くと短いが、AMZN以外にこれが可能な会社があるだろうか。
物流や小売の専門家では無い「素人」の俺が言うのも何だが、それぞれの領域でAMZN以上にうまく事業を行っている会社があるとしても、全体を制御できる経営基盤があるのは、世界中で(今のところは)AMZNだけでは無いだろうか。
具体的に言えば、まず物流資産だ。世界各地にある拠点、それらを結ぶ物流、ユーザへ届けるための物流。
また、売買に伴う長年運用している決済の仕組みも所有している。
そして、商品、製品に関しては、ある程度の品質のありふれた物品(例えば生活用品とか、消耗品同様の工具とか、等々)の製造能力はもちろん、それなりに高性能な電子製品の開発・製造能力がある。
ついでに、娯楽作品の制作・提供の構造を備えている。
消費者は消費するから消費者であるのは当然だが、では何を消費するのか?考え様だが、それは主に物理的なモノと電子的なサービスに大別されると見ることができる。つまりAMZNはこの両方の基盤を持っている。
他の巨大ITとの差異
先日取り上げたAppleを始め、Google、Microsoft、Netflix、Tesla、等々、今から投資して成功するか分からないが、現時点では少なくとも素晴らしい会社なのは確かだ。これらの巨大IT各社はそれぞれの専門分野で無類の強さを発揮するが、俺の印象では、それ以外の事業には無闇に多角化して行こうとしない(あるいは行こうとして失敗したことがある)。今までの延長線上に新しいものを見つける経営だ。
だが、AMZNは需要応答基盤があるが故に、何でも出来るかもしれないし、何でもやりかねない。これがAMZNの特徴だ。もちろん、色々やろうとして失敗もしている。
だが今後も、何かは分からないが、大きな消費者需要があって自社の基盤を利用できそうならば、AMZNはやろうとするだろう。だから機会をある程度先んじて捉えやすいとも言えるが、基盤維持には費用がかかるし、手を広げるのは大失敗の確率も高そうだから、危険度のある特徴とも言える。
まとめ
素人考えだが、この経営基盤資産がAMZNの価値であり、それ故その活用が今後のAMZNの注視点だ。上記の通り、人員や拠点や設備等、固定費もかかるから常にそれらを経済活動に利用して会社を回し続けなくてはならない。それらが上手くいくか、今後どうなるかは、経営者や従業員次第。どうだろうか。普通の意見か。