Berkshire Hathaway (BRK.A/B):何十年も人気がある理由

2021-12-27 投稿

投資

Berkshire Hathaway (以下、「BRK.A/B」と略、実際のティッカーはBRK.AとBRK.Bの2種)について考える。

筆者は BRK.B 株を所有しているので、それも考慮して、真に受けずに疑って読んでくれ。

はじめに

本日から数回、バフェットの会社である、BRK.A/Bを題材とする。 

と言っても、専門家?が色々な見方ですでに研究をしているだろうから、超富裕層投資家としての、俺個人の勝手な素人意見、参考程度に読んでくれ。

他の投資先との差異

BRK.Bは言うまでもなく、持ち株会社であり、巨大IT各社と様相が違う。従業員や大事業所等の物理的な直接経営基盤は無く、少数の持ち株管理者と、所有する会社の事業と、持ち株自体が資産だ。内部事業では多くの従業員と経営基盤があるが、事業は多岐にわたり、得意分野というモノは見当たらない。1つ言えるのは永続している事業という事だ。要は古くから安定して需要があると見られる商売が、内部事業には多い。

とにかく、巨大IT各社にあるような特定の事業での将来性、専門性、強みがあるのではない。なぜ、何十年も投資家に支持されているのか。

これまでの運用成績

まず、当たり前であるがこれまでの実績がある。

統計の取り方によって見方は変わるが、バフェットがバークシャーを買った1964年から2021年の57年間でも、最近の10年間である2010年から2021年でも、BRK.A/BはSP500より成績が良い。それ以降は同じくらいで、成績が逆転するのは短期で直近5年位(2015年以降から2021年)運用した時だけだ。大雑把に言うと、バークシャーの運用はSP500に引けをとらないか、大部分の期間で凌駕している。

これをどう見るか、俺は長期投資が前提なので、5年位では判断しにくい。従ってホールド状態だ。

超格安の管理者費用

世の中には多くのファンドがあるが、管理者が驚くほどの高額の報酬をもらっている報道を見たことがないだろうか。日本円で何百億円とか、時に何千億円とか。成功報酬だと、このようなバカげた額になることがある。

我らがBRK.A/Bはどうだろうか。バフェットとか、盟友マンガーとか、幾らくらい貰っているのか。

ネットによると何と年10万㌦だ。しかも四半世紀以上に渡ってだ。

BRK.A/B保有者は、天下のバフェットとマンガーを年10万㌦で雇っている。驚く程低い金額だ。タダ同然と行っても良い程だ。もちろん、彼ら自身が直接の利害関係者という事情はあるにしても、特に上記のような報道を見る度に一層この金額の低さが思い知らされる。

これがBRK.A/Bが長年支持されている理由の1つなのは間違いない。もし、彼らが長年にわたり巨額の報酬をもらっていたら、それだけ再投資に回す資金が少なくなっていたという事だ。60数年では福利も働いて莫大な差額になっていただろう。現在の時価の相当な部分がこの低報酬による成長部分だと言える。

主要子会社の事業

また、BRK.A/Bは完全子会社の事業がある。有名なのは保険事業だ。

手堅い事業中心で、安定して業績が良く、全体の業績、ひいては株価に貢献している。子会社事業については、実は俺もそれほど詳しくないので、勉強して後日投稿したい。

まとめ

BRK.A/Bは何十年もの間、株主や投資家に支持されている持株会社だ。主な理由としては、これまでの圧倒的な運用成績、優秀な管理者、安定した内部事業などが理由だ。どうだろうか。

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