減配の罠

2021-12-26 投稿

投資

高配当ETFの減配について考える。

一凡人 求職中の素人視点なので、真に受けずに疑って読んでくれ。


最近、あるETFで大幅な減配があり、それについてのブログ投稿もいくつか見たので、本日は配当を再度題材とする。繰り返すが、全編俺個人の意見、参考程度に読んで、配当についても実際は自分の考えを大切にしてくれ。

さて、以前、配当について投稿した。

配当の罠

様々な損得をどう考えるのか?配当からの視点。


増配の罠

様々な損得をどう考えるのか?超富裕層の視点 。増配を題材にする。


配当の罠の補足

配当について再考する


要旨としては、配当に過度に依存(した生活)、また過度に重視(した投資先の選定)するのは良くないという事だった。

そして先日、日本人に人気のある?高配当を謳う?とある米国株ETFで大幅減配となり、米国株ブログでもいくつもそれについての投稿があった。

再度断っておくが、「配当目当ての投資の是非」は論じない。当然良さ悪さ両方あって、各自それを知った上で「自由に」投資すれば良い。我が家は95%個別株に集中投資しているが、その株からの配当、また少しだけETFからの配当も貰っている。

だが、やはり減配で狼狽える人を見ていると、失礼ながら、配当「過」依存/配当「過」重視の悪い面が出てしまっていると思う。


一部の投稿では、投稿者が配当が低いからと売って他に乗り換えると書いていた。その真偽や成否はどうなるかわからないが、投資の根拠がほぼ「配当率」なら、投資法としては偏りすぎている可能性がある。なぜなら、配当と、企業の「収益性」とか「成長率」には、俺が知っている限り相関が無い(あったら申し訳ない)。逆に言うと、上記投稿でも触れたが、無配当だが有望な投資先を自ら排除してしまう。そして、配当率を注視するというなら、高率を謳う怪しげな投資商品も対象になりうる。投資家のお金を騙し取る詐欺集団がよく使う手口だ。犯罪組織ほど極端でなくても、歴史を見れば高配当に釣られて投資したが結局お金を取られただけだったという事象がいくつもある。


また、配当率というのは株価が低い程高くなる。つまり、高配当率を条件にすると株価が低迷している銘柄が対象になり易い。良し悪しだが、会社の価値が不当に低く評価されていると判断したのでなければ、好き好んでその「低迷株」に投資する人は多くないだろう。加えると、上記に関連し、高配当率じゃないと投資をしてもらえない、悪い投資先であるからこそ、そうしている可能性もある。見極めは難しいが、高配当を重視しすぎるとそのような銘柄や投資商品に引っ掛かってしまう可能性が高まるのではないか。


そして、「株価」同様に「配当」も今後どうなるか分からない(業績優良時でさえ、減配や無配の可能性もある)のに、このような配当率優先に陥るのは、生活で配当をアテにしすぎているからだ。融通の効く生活費の一部などならまだしも、住宅ローンの支払い等で配当に依存していると、イザという時に困窮するかもしれない。

配当への過度の依存は生活基盤が脆弱になる。蛇足だが、だからこそ俺も求職中だ。給与収入があれば、配当が予想外に低くてもより対応しやすい。


偉そうに書いたが、俺自身もこれを書いている現在は配当以外の収入は少なく、配当に頼っている方々の事は言えないのだ。自戒としても、今回の減配の様な事があっても動じずに、基本に忠実に投資生活を営めるよう、労働を含めて「収入を多様化」したい。どうだろうか。

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