Berkshire Hathaway (以下、「BRK.A/B」と略、実際のティッカーはBRK.AとBRK.Bの2種)について考える。
筆者は BRK.B 株を所有しているので、それも考慮して、真に受けずに疑って読んでくれ。
と言っても、専門家?が色々な見方ですでに研究をしているだろうから、超富裕層投資家としての、俺個人の勝手な素人意見、参考程度に読んでくれ。
はじめに
本日もBRK.A/Bを題材とする。
大投資家に任せられる株主
昨日の投稿の要旨は、俺がBRK.A/Bを「実績」「費用」「事業」の少なくとも3面で買っているということだった。「実績」については、説明の必要がない。
Berkshire Hathaway (BRK.A/B):何十年も人気がある理由
本日から数回、BRK.Bを題材とする。
今日はその「費用」の面を題材とする。費用というのは、つまり持ち株会社の管理経営を任せる責任者を雇う費用だ。
銘柄構成の管理
何と言っても、銘柄構成、資産管理、資産運用をバフェットに「タダ同然で任せられる」のが、BRK.A/Bの良さだ。どこかに問題や業績への心配があったときの素早い売却、また有望な事業分野への先行投資のための調査とその結果である株の買い入れ、すべて任せられる。個人でやっていると、インデックス投資だけという人は別だが、集中投資方針だと、投資前(買うまで)に相当な調査が必要だ。投資額が大きくなればなる程、重圧が自分だけにかかってくる。
BRK.Bはこのような面倒な「銘柄構成管理」作業を、年10万㌦で彼に任せられる。
俺は自分で長年、常時、それをやる自信がない。やれたとしても、彼を凌駕する成績を残す自信がない。
保有株会社のチェック
上記管理作業に関連して、株主であれば、好業績、成長のために会社の監視が必要だ。毎四半期、発表の情報について詳細に分析する必要がある。また、特に大株主であれば、様々な圧力が掛けられる。過度の介入は問題があるが、バフェットにはそれについても信用がある。口をだすべき場合は少ないかもしれないが、やるべき時が無いとはいえない。
そして、当然それらの面倒もBRK.A/B保有者に代わってやってくれる。
配当・再投資・納税の管理
そして、保有している株から配当があったり、保有株の売却益があると、再投資の管理、また納税の作業が必ず生じる。
少ない金額なら自分で管理可能かもしれないが、資産額が大きくなると個人ではどこかで必ず破綻する。俺も自分の税金管理で既にある程度の、大した事はないが、手間がかかっている。
売買が多いと売却損益の計算は非常に面倒だ。一方、BRK.A/Bであれば、バフェット達にそれらを全て任せられる。
納税に関しては、バークシャーが効率的に、合法的な節税を考えてくれる。俺がやるより、信用できる。節税以外にも、申告は大変面倒だ。BRK.A/Bに関しては配当がないので、売却しなければ、保有分に関して税金の心配はない。間接的に税金申告をやってもらっていると考えることができる。
再投資に関しては、保有会社からの配当金、また内部事業からの収益金を、再投資する必要が常にある。中期的に計画を立てて、然るべき投資先に資金を運用するのは規模が大きくなると面倒だ。それらを完全に任せられるのは大きい。
まとめ
という事で、銘柄管理、保有株会社の監視、配当・再投資・納税をタダ同然で、信用のある大投資家と彼が選んだ専門家達に任せられるというのが、俺が買う理由の第一だ。どうだろうか。普通か。