Berkshire Hathaway (BRK.A/B):子会社の事業

2021-12-29 投稿

米国

Berkshire Hathaway (以下、「BRK.A/B」と略、実際のティッカーはBRK.AとBRK.Bの2種)について考える。

筆者は BRK.B 株を所有しているので、それも考慮して、真に受けずに疑って読んでくれ。


はじめに

本日もBRK.A/Bを題材とする。

と言っても、専門家?が色々な見方ですでに研究をしているだろうから、投資家としての、俺個人の勝手な素人意見、参考程度に読んでくれ。

Berkshire Hathaway (BRK.A/B):何十年も人気がある理由

本日から数回、自分の所有株中4番目に時価の割合が高いBRK.A/Bを題材とする。


Berkshire Hathaway (BRK.A/B):時間と手間を節約

今日はその「費用」の面を題材とする。費用というのは、つまり持ち株会社の管理経営を任せる責任者を雇う費用だ。


本日は、BRK.Bの完全子会社の事業を題材とする。バークシャーは主に投資会社と見られるし実態は主にそうなのだが、良い事業と見込んだら最良の投資方法は、可能ならば全体を取り込む事だとバフェット本人も言っている。小会社の事業はそのような投資行動の結果であるから、見るべきところがある、おいしい商売のはずなのだ。

完全子会社の事業

事業は沢山あるが、いくつか列挙する。

保険事業


最も特筆すべき事業は自動車保険を取り扱うGEICO等の保険事業だ。

なぜなら、通常の保険事業(Underwriting)に加え、保険で支払われたお金と、請求や給付で払い戻すまでの時間差を利用した資金(Float)で、投資を行っているからだ。

鉄道事業


BNSFという貨物輸送会社が北米に広く路線を持っている。

工業製品/消費者製品の製造業


工業製品、住宅と建材、チョコレート等のスイーツ、金属等多くの配下事業がある。

子会社事業の業績

BRK.A/Bの完全子会社については色々なところに様々な分析があるが、予断を避けるため、一番信用できる年次報告書から引用(俺の読み間違いの可能性はある)、上記3つの「Revenue」、「Earnings before income taxes」を記載する。

もちろん、個別の事業で損失や投資での失敗、短期的には上下やマイナス、等々、今後どうなるかはわからない。現在まで主なものは中長期的には収益、利益ともに堅実に上昇しているが、下記2018-2020だと、横這い乃至減少となっている。感染症の影響かもしれない。わからない。

B㌦で書くが、概算で$1=¥100だと、1B㌦は1000億円。

事業20182020
Revenues (B㌦)
保険62.969.3
鉄道23.820.8
製造61.959.0
事業20182020
Earnings before Income Taxes (B㌦)
保険7.56.8
鉄道2.52.5
製造9.48.0

まとめ

この他にも鉄道、エネルギー他雑多な事業が数多くあり、これらと持ち株の直接投資がBRK.A/Bの事業だ。上記3つの完全子会社分野だけで、税引前で17B㌦超を稼いでいる。

これがどの程度の規模かというと、AAPLの2020年のNet Incomeが57B㌦だ。AAPLも凄いが、BRK.A/Bの完全子会社の事業も遜色ない。長年手堅く、また成長しながら運営されている。持ち株がよく取り沙汰されるが、内部事業も充分にうまくやっていると言えるのではないか。どうだろうか。

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