筆者はGOOGL株を所有しているので、それも考慮して、真に受けずに疑って読んでくれ。
2回投稿してきたが、もう1日、GOOGLについて投稿する。
Google (GOOGL) : 現在の正真正銘の「メタ」である理由
GOOGLの専門分野とは何か? それは広告業ではない。広告事業は「専門」が上手く活かされているだけだ。GOOGLは...
Google (GOOGL) : 「メタ」が最強の専門分野である理由
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上記等々では小難しい話になったが、今日は単純な話だ。人材だ。
今後も見込まれる人材難
感染症の影響等もあって、最近はどこも労働力というか、人材難で困っている。
当然、巨大IT各社にも影響が及ぶ。彼らの事業は拡大し続けている。効率化、電子化、自動化は彼らの得意とする所だが、全て事業を人手無しで賄うことは不可能なので、人材の需要も大きくなる。そしてその「人材需要増」が「優秀人材増」より速いので、人材難となる。先進国の人口減も今後より影響があるかもしれない。
特に需要が高い、技術人材
これら事業に必要な人材というのは多岐に渡るが、少なくとも現時点では最も需要が大きいのは「技術人材(エンジニア)」だ。巨大ITだけで無く、多くの企業がテクノロジーに基づく事業の割合が大きくなっていくので、全産業で限られた人材を獲得争いすることになる。
人材が企業の将来を左右するとすると、この獲得競争の敗者が、将来の経済競争の敗者となり易いのは異論無いだろう。
技術人材を獲得しやすいのはどんな会社か
では、どのような会社がその「人材獲得競争」で勝ち残るだろうか。
それは当然、まず待遇が良い会社だ。そして、業務内容が技術人材達にとってヤリガイがある会社だ。
どんな会社が想像できるだろうか。
誰が考えても、巨大IT各社になるだろう。では、巨大ITの中でも、どこにより良い人材が集まり易いだろうか?
GOOGLは(ソフトウエア)技術追求業の権化
この段落は、特に俺の勝手な意見だ。
巨大IT内では、やはりGOOGLに人材が集まり易いと思う。特にソフトウエア技術者では、その傾向があると予測する。
AAPL、AMZN、その他テクノロジーで大成功している巨大IT会社は様々だが、印象や傾向として、彼らは本業にソフトウエアやネットを「道具として」利用して、事業を成功させている。
GOOGLもソフトウエアを「利用」して儲けているが、他面、ソフトウエア研究自体に多額投資して、ソフトウエア「自体」が「道具」というより「本業」だ。ここでも「メタ」性を発揮している。
従って、技術人材、特にソフトウエア技術者人材獲得では、GOOGLが有利だ。ソフトウエア「道」を極められそうな期待が持てる。
という事で、GOOGLの「もう1つの単純な良さ」とは、これから一層獲得競争が激しくなる人材分野での優位性だ。良い人材が集まる。
人材と成功の課題
だが、良い人材を揃えれば事業が成功するとは限らない。実際、優秀な人材が始めたはずの数々のGOOGLプロジェクトには見切りを付けられたモノも数多い。広告事業と、買収したYouTubeやAndroid以外に「大成功」は今の所は無い。今後どうなるか分からないが、この辺りが課題だ。どうだろうか。