真に受けずに疑って読んでくれ。
本日1月18日、米国の株式市場は大幅安となった。
その影響と、為替レートもあって、年初来比で自分の資産時価が、なんと
5%程度以上
下落した。
!!!! 大変だ〜 !!!!
とは、ならない。
なぜなら、まず昨年の値上がり分と年初からの上昇分もあり、ある程度の下落幅に対する余裕がある。また長期で投資している建前ならば、相場の動向で一喜一憂する必要は無い。「落胆絶望投稿」を期待していたら、申し訳ない。「落胆絶望投稿」が他人事とはいえ面白いのは、俺も同意する。
それはいいとして、関連のカテゴリーのブログを読むと、大勢としては「これくらいの下落は問題ない」とか「もう少し下がれば買い増す良い機会」とかいう「冷静」な意見も多いが、少なくとも何人かに1人は狼狽している感じがする。確かに、数倍のレバ(テコ)を使っていれば、5%の下落もその数倍の下落になって返ってくるわけだから、確かに落ち着いて様子を見るというのも無理があるかもしれない。また、何らかの理由で短期で成果を出す必要がある投資家も、大変かもしれない。
米国のニュースによると、下落は例の金利上昇(予測)によるものだという事だ。また、一部金融企業の業績が期待外れなのもあった。
今年の「株式評論家」や「投資専門家」の「下落の説明」はこれからしばらく、この論法なのだろうか。つまり「金利」と「期待外れの個別業績」だ。後は中間選挙や大規模歳出法案の成否くらいか。感染症もあるが、報道などではこれまでの波よりはどうも収束が早いかもしれない、わからない。それが株価などにどう影響するかの予想は一層分からない。ましてやそれを利用して儲ける手法などは見当もつかない。
もし、多くの評論家とか専門家が言ってる様に、現在の米国株が高すぎるならば、このまま適正値まで下がってほしい。どんどん下がってほしい。繰り返すが、自分の資産時価は、去年大分上がったので、その分下がったとしても昨年年初にもどるだけだ。だからわりとどうでもいい。単純だが、高すぎるならば、そこで買うのは非合理的だ。
だが、難しいのは適正値がいくらか?と言う判断だ。
これからどうなるかわからないが、落ちたときにいちいち計算するのではなく、今のうちに準備しておくのが良い。世界の賢明な投資家達も皆、待ち構えているのではないだろうか。俺もその方が良いと頭ではわかっているのだが、面倒なので勉強しない。
「どうせやるなら、効率よく、再利用可能な処理手順を構築しよう」とか、悪い癖?が出て考え始めてしまう(そして、面倒になって止めて、違うことを始めてしまい、やりかけの事を忘れてしまう)。今すぐに、紙とペンでその場その場で適当に計算すればよいのに…現金を積み上げて、大幅下落、ともすれば一時的でも暴落の機会を逃さないよう、「意思」と「目標(適正)価格」の準備を着々と進行させたいが、中々面倒だ。
ここ1年半くらいは、理論や統計等ではそう予想できたにしても、結果的には「高すぎる高すぎるそのうち下がる」と結構色々言われながら、米国市場は少し下がっても結局いつも強く反発するという「高々(タカタカ)詐欺」が横行した。だから今回も当然そうかもしれない。わからない。とにかく今回もそんなに期待しすぎず、いつものように静かに準備したい。
とにかく、大幅下落でも、現状維持でも、小刻みに上昇でも、徐々に下落でも、どちらに転んでも、どうなっても、超富裕層というのは如何様にも対応できる可能性が高い。なぜなら、資金的に余裕があるとすれば、狼狽などで市場から退場せざるをえない可能性が低いからだ。規模に勝る投資家の真の強さがここにある。どうだろうか。