GoogleのサービスのChromeアプリについて考える。
唐突だが、統計によると、Google Chrome(以下、「Chrome」と略)はパソコンでの使用において、「シェア」が高い。つまり、使っている人が多い。俺が見たどの統計も大体半数はChromeのどれかの版の合計となっている。ちなみに、その次は「Microsoft Edge」がおよそ15%位が相場らしい。FirefoxやSafariはどちらも1割以下となっている。俺自身は、詳しい事情は以前説明したが、FirefoxとChromeを半分くらいずつの使用だ。
それはいいとして、Chromeが使われているという事は、すなわちそれに紐付けられているGoogleの各サービスも使われていると推測できる。Chromeを使わなくても既に多くのモノがなくてはならない存在であるが、Chromeだとそれらが使いやすくなっている。その一例として、Chromeアプリとしての各サービスがある。
実態はおそらくWebページとして開いた時とさほど変わらないと思われるので、起動時間とか、最初にかかるロード時間とか、違いはない(と思う)。だから俺も最初はどちらでも良いと無視していた。だが、Google MapsとYouTubeを試しに入れてみたら、これが案外、使い勝手が良いので、本日はこれを紹介する。
まず、インストールだが、アプリが入っていない状態で、Chrome上でGoogle Mapsなどを立ち上げると、冒頭の画像のようないわゆるインストールしませんか?という「Notification(おしらせ)」が表示される。俺の場合はURLバーの右端に出るが、設定による。とにかくこれに従えばすぐにインストールされる。ちなみに、Chromeアプリは chrome://apps で何が入っているかを表示できる。
また、細かい点だが、例えばGoogle MapsのChromeアプリを入れておいて、すぐに起動できるようにしておけば(例:Chromeアプリをデスクトップの「Favorite」等に入れる、やり方は各自調べてくれ)、Chromeを立ち上げてBookmarksからGoogle Mapsを選ばずとも、アプリへ直行できる。まぁGoogle MapsのURLのショートカットか何かを作っておけば同じことだが、もうひとつアプリの良い点があり、ページを直接開くよりも俺にとっては少し使い勝手が良い。
その良い点とは、人によるのだが、ブラウザというのは普通はタイトル、メニュー、URL、ブックマーク、他がページ表示領域の上にあるが、アプリだとそれがない。少なくとも俺の環境(ThinkPad + Ubuntu 20.04 + Chrome 98)では無い。それらが無い事によって地図の領域が格段に広がり、見やすい。アプリの方は、細い「Googleマップ」というタイトルバーがあるだけなので、俺の場合だと5%から10%程、通常のWebページに比べて広く感じる。Google Maps使用中に地図を大きく表示したいというのはよくあることだと思うので、これだけでもやる価値がある。場合によってはウィンドウ上部だけでなく、左右下部にも何らかの固定表示領域があるかもしれない。Google Maps使用中にそれらが必要かどうかだが、ほとんど意味が無い場合は、余計に違いが出る。とにかく隙間なく地図が表示されるので、見やすくなる。
YouTubeも同様のChromeアプリがあり、動画をより大きく表示したいことが多い人には、同様の理由で、同様の表示領域の違いがある。だが、画面全体というよりウィンドウ全体に表示したい場合は、俺が知っている限りでは、どうもマウス操作ではすぐにやりようがなくて、しかもキーボードからURLを編集すれば可能なため、それは不便な点になってしまっている。これについては、いつかもう少し調べる。
その他のアプリについては、まだ試していないが、そのうち使ってみたい。本日はGoogle Mapsアプリを中心の紹介とする。どうだろうか。