ThinkPad X1 Yoga Gen6 + Ubuntu 20.04 の状況更新。
突然だが、ThinkPad X1 Yoga Gen 6が動かなくなってしまった。
このThinkPadには2つのUSB Type-Cポートが付いていて、1つがアダプターを差し込んでの電力供給・充電用とされている。数日前からそのポートがおかしくなった。時々、充電しなくなってしまった。差し込んだまま使用していると、急速にバッテリー残量が減り、シャットダウンしてしまうことがあった。
この時点ですでにおかしいが、もう片方のType-Cで充電できるようだったので、サポートに電話も面倒だしそのまま使用していた。すると本日、ついにそちらからも充電できなくなってしまった。電力供給の方法が無く、したがって起動もしなくなった。アダプターを挿していても、LEDインディケータさえも点灯しない。どうしようもない。この投稿はまたまた12年選手であるDIY重量15kgのデスクトップで書いている。
購入してから3ヶ月程、正直こんなに早く問題が起きるとは意外である。Lenovoのマシンは初めて購入するが、周囲でも使用している人も多く、世界中で支持されている人気の製造社であるし、それなりに信用していた。今までDell、HP、いくつかの日本製、等々のラップトップを使用してきたが、数年間使用するまでは故障に悩まされる事は殆どなかったので、俺のLenovoへの信用は非常に低下した。だが俺には機能や値段からも、他のメーカーにあまり選択肢がない。悩んでしまう。
ネットで調べてみても、「バッテリーが充電状態にならなくなる(だがアダプターで依然としてマシンは起動できる)」的な問題は多くの人が経験しているようだが、アダプターから給電しつつのただの起動さえもできないというのは俺には見つからず、とても面倒だがレノボへ電話することにした。どうせ30分は待つのだろうと諦めつつ電話したが、思いの外すぐにオペレーター(テクニシャン?)に繋がり、状況を手短に説明したら、裏側に「緊急用ピンホールリセットボタン」があるからそれを試せという。クリップを使いで10秒ほど押して、その後パワーボタンを20秒押せという。それでバッテリーのリセット?が完了するという事だ。だが元々LEDが全く点灯せず、どちらのType-Cポートも同じ状況だったことから、多分ダメだろうと思っていた。
案の定、それでも問題は解決せず、電話で「もう一度やってみますか?」と聞いたら、以外にもアッサリと「いやもういいです、専用の箱を送るのでこちらの修理センターへ送り返してください、そこで再度一通りの試験と必要な修理をします、おそらくマザーボードを交換になるかもしれません」と言われたので、それも面倒だがしょうがないとその方向で処理をした。
一番心配なのはSSD内にあるデータだ。外して送りたいと言ったが起動までを修理するだけなので心配ない、マザボ交換でも物理的にSSDを付け替えるだけだからと言われた。まぁ向こうにしても素人に無理やりSSDを剥がされたマザボの修理もしたくないだろうからそれもしょうがないが、このような場合があるからやはり個人的なデータは少なくとも物理的に分けておくか、理想的にはドライブ全体をエンクリプトしておくべきだとの教訓となった。俺の場合はホームが暗号化してあるので、このまま送ってもその中まで見られることはない。
その次に気になるのは時間だ。ターンアラウンドタイム(送受反転時間)は大体1、2週間ということで、実際はどれくらいかかるかわからないが、それも修理が終了したら報告する。しかし、仮に予定通り10日くらいで終わったとしても、その間はマシンがなくなるわけで、このようなマシンの非堅牢性はやはり目に見えない費用となる。そもそも、個人データがそこにしかない場合は多くの仕事が停止を強いられてしまう。やはり少し高くても故障のないマシンを買うべきだ。だが問題はどのマシンがそのような品質を備えているか、よくわからないことだ。したがって一般ユーザは暗号化とバックアップで備えるしかない。どうだろうか。