ロシアのオリガルヒの想定外ついて考える。
再度、ウクライナ情勢を題材とする。
緊迫したウクライナ状況:超富裕層を目指す俺の、情勢の「簡易メタ分析」
唐突だが、ウクライナ情勢が緊迫している(らしい)。緊張状態はしばらく前からであり、ニュースとしてはそう唐突でもない。表面だけでいうと、ロシア軍が国境付近に展開集結、圧力を掛け、米国をはじめとする西側がこれを外交牽制しているといったところか。 超富裕層としては、これを時機として、ウクライナと今回の情
今更だが、遂にロシアの軍事侵攻が始まった。 ロシアの専門家的な人達で「侵攻はありえない」という人も結構いたと思うが、ここまで来ると完全に予想、推測が間違えていた事になる。 先日、ウクライナ情勢の分析の簡易分析を行った。
いきなりだが、君は「SWIFT」を知っているか? 俺は知らなかった。 今回のウクライナ有事で、ネットでアメリカのニュースの記者会見を観ていると、頻繁に「すうぃふと」「すうぃふと」と言っている。どうもウクライナ侵攻に対する経済制裁の1つらしいのだが、無知な俺は知らなかった。もしかしたら、海外送金等
先日の投稿に続いて、ウクライナを題材とする。
「超富裕層」についてブログを書いているからには、「ウクライナの超富裕層」が、今回の侵攻で、どうしているか、何を言っているかがが気になってしまう。何人か、ネットの情報に基づいて紹介しよう。だが、一般的には、ウクライナの資産家はまず間違いなくロシアとも事業しているだろうから、商売上ハッキリ白黒言い
連日ニュースになっているが、各国はロシア大統領だけでなく、近い存在と推定されるロシアの大富豪、「オリガルヒ」達も制裁の対象とするようだ。
ロシアのオリガルヒといえば、間違いなく超富裕層と思われる。彼らは今回の侵攻、侵略、についてどのように考えていたのか、推定してみる。といっても、彼らはビジネスマンで発言はほぼ全て商売関連、ましてや表にそれほど出て来ないし、したがって公式発言もそれほど無いので、なかなか本心を推し量るのは難しい。そもそも、どのような人間も内心どう思っているかは本人にしかわからない。
だが、彼ら彼女らは間違いなく「自分と家族の安全」はもちろんだが、当然ながら「資産の安全」も優先度が高いだろうと推測できる。資産家だから当たり前だ。
ここで、わかりやすくて、比較的高価で、オリガルヒの多くが持っている、しかも西欧に係留していたり建設中が多い、推測に都合の良い?資産が報道に頻繁に出てくる。それは「超高級ヨット」だ。
何十億円、何百億円するか知らないが、「棄て置く」位に些末な扱いであるとか、港と管理する国の政府に差し押さえられても気にしないとか、建造中だから動かせないとか、そういう場合は別として、高い金をかけた資産で、ロシアから遠くにおいてあるわけだから、今回の侵略行為によりその資産に何らかの危機が起こるならば、出来ることならその資産を守ろうとするはずだ。そのほうが合理的だ。
CNNの報道によると、今回の制裁が報道されてから、それが実施されるまでに港から出ようとする、あるいは既に出港した、ロシアの誰かが所有とされる高級ヨットが結構あるらしいのだ。制裁が及ばないロシアの飛び地とか、旧東欧とか、大西洋とか、もっと遠くとか、を目指しているものが多いらしい。
これはどういうことか?
まず制裁を大々的に発表して逃げ出す余裕を与えたのが故意でなければ、効果半減であるのはいいとして、そのようなヨット所有者は最近まで「俺のヨットにまで危機が及ぶことはないだろう」「ヨットを差し押さえられるほど、状況が危機的にはならないだろう」と思っていたと考えられる。でないと、この期に及んで慌てて逃げだしたり、ヨットを動かすのは変だ。報道が正しいとすればだが、予定外の行動に見えてしまう。
つまり、大統領に比較的近いとされる、そして情報収集も抜かりのないはずの、「ロシアのオリガルヒ」達でさえも、先を見誤る程の予定外、想定外、の事態になっているといえるかもしれない。どうだろうか。