悪ふざけ映像と危機管理について考える。
一凡人 求職中の素人視点なので、真に受けずに疑って読んでくれ。
今に始まったことじゃないが、コンビニやレストランでのバイトや客による所謂「悪ふざけ映像」が社会を騒がせている。時機として超富裕層はどう考えるのか推測する。
まず、ネットで議論となるのは主に「犯罪者の情報」、「処罰を含めた店側の対策」、そしてお決まりの「世間や社会にある遠因問題」だが、合理性、法理、資産性、自由社会、を重視する富裕層、超富裕層はそれらはさほど重要でない(と俺は推定する)のでそういう諸々の是非は他の論客に任せる。
万人にとって実質的に重要なのは、そういう場所を利用する際の「食物や食器等への不衛生行為が無い」という「保証」「確証」だが、例え「全て使い捨て器具使用」で、また「全ての飲料、食料、食器が調理場から客へ直行」するとしても、食器は他で製造されているし消毒作業はもう済んでるとか、とにかく全工程の完全衛生確認は不可能だ。また、仮に衛生が保証されたとしても、その皿が以前「悪ふざけ」で舐められたとなると使いたくないのが人情だ。
結局「どこかで割り切る」事になる。どこにするかは自分で考える。外食しないで自炊に徹するのが(自炊材料も心配はあるが)「割り切り基準」としては1つの現実的な線か。実際、毒を盛られるのを恐れる様な人達はこれを徹底していると思われる(江戸幕府の将軍とか、現代でも独裁者等)。
俺のようなケチな資産家レベルだと、食材を自分で吟味して購入、それを自分で調理するといった地味な解になる。それでも時々外食せざるを得ないし食材を選ぶにしても産地の様子まで調査できないから、諦めが必要だ。
さて、超富裕層的?な「現実的な対応策(実際は単に割り切りの境地)」も決まった所で、このような「不衛生事件」から資産家として?得られる教訓はあるだろうか。
月並みだが、あるのだ。
それは、漢字が多いが、個人情報の安全管理の重要性の再認識だ。
事件を起こした人達へ今後どのような処罰や社会的制裁があるのか分からないが、自分がやった「問題行為」を含むありとあらゆる「言動」、それに伴う「個人情報」がネットワークに乗るという事の「潜在的危害の程度」が著しく高いという事実が、当人達に軽視されている。
自分で内容も悪質度も承知で投稿するなら、危機管理以前の問題だ。だが分別の付かない幼児は別として、晒されている善悪の判断ができる程度には成熟していそうな人達は、危機管理認識が低すぎたか全く無かった。注目されようとちょっとやっただけだとしても、その「見返り」が危害の程度と、その危害が実際起こる確率に、全く見合っていない。また隠れてやるみたいな過激行動も、味わうスリルが「誰かに撮影投稿されてしまうリスク」に見合うことは無い。
誰かが隠れて、あるいは偶然に撮影しているかもしれない。ほぼ国民全員がカメラ付きスマホを所有する現代、充分あり得る。しかも皆実際レンズが外側にもあり撮影中かわからない状態で、スマホを使用している。実際、こういう事件のいくつかは第三者による告発だ。俺の顔を勝手に晒すなと抗弁しても、犯罪行為であれば実際は黙認されるかもしれない。
「タイパ」とかいって時間効率を重要視する風潮があるらしいが、そういう時は費用と利益を充分考えられても、個人情報管理では同様の「リスク管理」が応用できていない。「面倒な上司との飲み会」で「タイパ」を考えても「危害の度合い」は最悪でも?せいぜい「飲み屋で楽しくない時間と金の浪費」位で「社会的制裁」までは行かない。
ネットで見る限り愚かな行動が晒されるのは若年に限らず全年齢層、つまり多くの日本人で危機管理意識が欠けている可能性がある。俺も偉そうに言っているが出来ているか不安、自戒を込めて書いている。
話を戻して、超富裕層を目指すための教訓としては、自分から個人情報や行動を晒す場合は、例え再生回数や閲覧数を稼げるとしても、細心の注意が必要だ。何かあった際資産額に比例して危害の度合いも高まる可能性があるし後の対応で時間や労力の浪費になる。なるべくやらないほうが良い。
仮に悪い事はしてないとして公開したとしても、場合によって、見方によって、あるいは自分の無知によって、想像もしない「悪質要素」「問題性」を見出されてしまうかもしれない。ちょっとした冗談や批評でも隙になるし、服装や態度でも兎に角なんでも論う対象になり得る。
何をやっても第三者が見ていて撮影されているかもしれず、もし問題として一旦拡散されてしまうと、社会的制裁は受け容れがたい「人生の負担」となるかもしれない。小学校高学年辺りで繰り返し教えるべきだ。どうだろうか。