大谷の通訳の件を、超富裕層になったつもりで、考える。
一凡人 求職中の素人視点なので、真に受けずに疑って読んでくれ。
先の投稿では、相手が例え誰であっても、例えば「親しい親友」「長い歴史の有る同僚」、とにかくどんな他人でも、根拠薄弱なのに過度な信用、そしてそれに基づく「金銭の授受」が「資産額が増える程」、自身が影響を被る危険度も増していく可能性が恐ろしい、という内容であった。
それに続き、本日もMLB大谷の通訳の「違法賭博」の件(以後、”本件”と略))を、通訳(以後、”M"と略)の側で、超富裕層になったつもりで、何か教訓がないのかを考えてみる。
というのも、本件の報道によると、Mも相当な高給取りであり、見方によっては彼も「富裕層(あるいはその上かもしれない)」だ。報道では年俸が30万㌦とか50万㌦だそうだ。しかも数年間に渡ってこの高収入であれば、「富裕層」「超富裕層」レベルでも不思議はない。
日本では少なくとも「それなりの有名人」であることは確実であり、資産額は不明だが、以下Mも最低でも「富裕層」クラスであると仮定する。もちろん高収入でもギャンブルに使ってしまって、生活が苦しい可能性も有る。あくまでも仮定として考える。
資産額や、収入が増えて自分の自由に使える金額が大きくなると、購入するモノやサービスの額が大きくなるのは自然なことだ。
で、「賭博依存症」は誰でも小さなキッカケで嵌りうるらしいから、富裕層、超富裕層、超々富裕層誰でもその危険は等しくあり、つまり資産家や富裕層は実害や今回のような面倒も大きくなる。
「超富裕層を目指す」のであれば、依存回避出来るのか、それを考えるのは一応、有意義だ。
依存症をネットでみると、「克服する」とか「回復する」とか「ドーパミンによる”幸せな気分”を際限なく求めてしまう」「誰でもなる」という記事が多く、「逸脱前に阻止」するとか、ちょうど良い加減に調整するとか、そういうのはあまりない。難しいということだろう。
精々が「依存症情報を周知/共有/教育」するとか、制度を工夫して賭けすぎないように限度を作ると言った消極的回避/対処策で、逸脱しているか見極めるのも難しいし、総合印象だと「合法的賭博であれば、無理やり止めるのも難しい」と言った論調である。要するに実践的で効果的な「逸脱」回避策は、現段階では無いように感じる。
賭け事だけでなく、投資、運動、ゲーム、飲食、とにかく何かに嵌ってしまい、それがうまく言った時や高揚した時等が忘れられず、もっと、もう一度、と逸脱する(らしい)。
あるいは、成功していなくても成功した時を夢見て、逸脱する(らしい)。M氏はスポーツ賭博で勝ったことがないと言っているから、もしかしたら成功体験さえないのかもしれない。わからない。でももしそうなら、ただ成功を夢見るだけでも依存症になってしまうことになる。とても恐ろしい。
ネットでは当初、高年収で、しかも大谷の盟友の立場といった「恵まれた」立場、環境にいて、要は既に幸運を手にしているのに、なせそれを無駄にしてしまうような事に手を染めてしまうのか、といった意見もあった。確かにハタから見ればそうだが、本人が違法性を知らなかったからとかは別にして、依存症とはそういうものなのだ。合理的思考を失わせるほどの、脳からの強い指令が来るらしいのだ。
とにかく依存症というのは、とても身近で、とても恐ろしく、それ程有効な対応策や回避方法も無いというのが、今回の「通訳側」から考えた、教訓である。上記、ネットで調べた際、「克服」や「回復」情報ばかりだったのは、こういう理由なのだと思う。皆も依存症には気をつけてくれ。どうだろうか。