問うべき放送業界の権益について考える。
何の専門家でも無い、一凡人 求職中の素人視点なので、真に受けずに疑って読んでくれ。
超富裕層を目指す俺は、電波をつかったテレビ放送はほとんど観ない。ラジオは一応まだよく聴くが、すでにネット配信で聴けるようになっている。ネットで全く問題ない。なぜなら、少なくとも現在の地上波テレビでは、ほぼ見る価値のない番組ばかりだからだ。そしてCMは時間の浪費だ。報道、スポーツ、エンタメ、全てネット経由で事足りる。
以前、そのような番組制作の構造に嵌る放送業界について書いた。
テレビ・ラジオ等の既存電波メディアについて。
若い世代ほど地上波放送を視聴せず、ネット視聴が主になっている。従って、需要が先細るテレビ・ラジオ放送は未来がない。せいぜい今後はネットを使いこなさない、テレビ・ラジオ好きな高齢者を細々と対象にするしかない(すでにそうなっている)。しかし、遅かれ早かれその層もいなくなり、現在のようなテレビ放送は役割を終え、受信機器も特定の用途のためだけに僅かにしか製造されなくなる。VHS、CD、DVD、カセットテープ、ラジオ受信機、ワンセグも同様の経緯から役割を終え、ほとんど売っていない。地上波テレビ放送は一部の限られたニュースや緊急連絡利用を必要ならば残し、大幅に縮小すれば良い。
ちなみに、挑戦的なテレビ番組とか、一部のラジオの深夜放送とか、教育番組とか、支持の高い番組は依然としてあるが、現在の放送電波でなくても、視聴者・聴取者は観たり聴いたりできさえすれば良いわけで、放送局経由じゃないと困るわけではない。実際にネットでも放送している番組も多い。
で、将来受信機器(テレビ)が無くなれば、使用されている周波数を他に転用するしかない。需要は誰が考えても1つ、IT接続機器に直接繋げられるネット回線用だ。逆に他に利用法が思い浮かばない。特性の違う電波を送受信するように機器側の変更が必要かもしれないが、とにかく使える電波帯域が増えて、理論上は接続速度は速くなる。上手く回線業者の競争を起こせれば、理屈では料金も安くなる。
全部同じシステムで統括・送受信するのが合理的だが、災害や軍事攻撃等で一度に全滅してしまうのを避けるには、受信送信システムを別にして、5G6G…の電波送受信と、放送電波送受信を機器で物理的に分け、1つが落ちても他が使えるようにする(こういう考えを「フェイルセーフ」と言う。これについても、いつか書きたい)。それがスマホで全部受信できれば良い。災害用ラジオを持っている人もいるだろうが、あれを持ち歩くのは面倒だから、スマホで受信できれば良い。
しかし、何か変えようとしても、お決まりの「既得権益者と変化を好まない一部の抵抗」で前に進まないだろう。見方を変えれば、このような合理的転用はすぐに始めて利用者の利便性を高められるのに、テレビラジオ放送好きの高齢者、放送局の株主や従業員、番組の制作会社、ギャラを貰う出演者や芸能事務所、等々の権益ためにやらないという事だ。なんで大勢が費用を負担して不便を被り、上記の一部の人達を助けなくてはいけないのか。俺にはわからない。
それも、放送局の従業員や役員等々、彼らのかなりの部分は相当な報酬だ。権益が法律で守られているからだ。圧力をかけて、電波の有効利用を促進、現存放送局に電波の独占をやめさせシンプルに良い番組を制作して、他のネットでやっているニュース・エンタメ・スポーツと同様にネット放送して、搾取をやめさせて競争させたらいい。どうだろうか。