音楽について考える。何の専門家でも無い、一凡人 求職中の素人視点なので、真に受けずに疑って読んでくれ。
まさに人それぞれ、千差万別、十人十色、趣味として楽しみ方は様々なのが音楽だ。超富裕層を目指す、無職、求職中である俺の音楽嗜好に需要があるかわからないが、本日はこれを題材とする。ちなみに演奏する楽しみ方もあるが、聴く方だけを今日は考える。
俺も人並みに音楽を嗜む。詳細は書かないが、好んで聞くのはとある年代の米日英のロックだ。ご多分に漏れず俺も音楽にハマった時期があり、その時期に流行っていてよく聴いていたのを基本的に今でも聴く。冒険は同じ人の作品を多少前後の時期に範囲を広げる程度だ。つまり当時からあまり成長?というか変化していない。だから、求職中求職中と念仏を唱えていても呑気に暮らしていく程度に資産を作るのに、常に最先端の音楽をカバーする必要はない。
さて、人々はどうだろうか。聞けば色々だろうが、俺が今日まず最初に言いたいのは、多くの人は音楽の嗜好を多少なりとも脚色するのでは?という低俗な疑いだ。というのも、嗜好を聞かれて、正直に答えた時、「まだそんなのを聴いているのか?」と蔑まれたり(俺の勝手な実感)、「時代遅れだなぁ今はこっちが流行っているのに」的にバカにされたり(俺の勝手な自虐)、あまり良い記憶がない。
低俗邪推だが、音楽の嗜好質問には俺は「無難正解」があると思う。すなわち、
- 王道のクラシック音楽
- 黎明期から初期、新しくても70年代までの(渋目の)ロック、ブルース、ジャズ
- 最近のバンドやグループの流行歌
- ラップやヒップホップ
- 大御所の演歌
等は、友人の質問者や読者やリスナー等に、無意識な俺趣味良いんですよ(あるいは最近のも知ってます良さわかります)的先制攻撃として採用できそうだからだ。最後のは少し違うかもしれないが「日本人の心ですよ」とか言っておけば一応受け入れられ易い。相手によって答えを変えることもあるだろう。個々の音楽はそれぞれみんな素晴らしいものだ。本当にそう思う。しかし俺が低俗指摘したいのはそれを利用するニワカ返答者達だ。君はどうだ?覚えはないか。
俺はある。何回か正直に答えて傷ついてしまった後は、俺は常にこう答えることにしている。
俺が聴くのは、ジミヘンと、(他の何か)だ。
ジミヘンが好きでよく聴くのは事実なので嘘では無いが、他にもメインでよく聴くものはたくさんある。しかし長年質問者の反応を研究?した結果、この2つ(ジミヘン+「他の何か」)が様々な面で良い事がわかった。まずジミヘンは偉大すぎて、古いとか全然知らないとか否定的な反応は質問者が無知でも大物感を見抜いて本能的に避ける。尊敬される伝説のギタリストで長年最前線で大活躍、ヒット曲多数。さらに、異論あるだろうが、他の人気ミュージシャンに比べて活動時期が短いせいか、実績程は日本で評価されていない(様な気がする)し、それによって定番感を和らげており、向こうから連続質問が重ねられる、すなわちより深い知識の有無を攻められる可能性が低い。ジミヘンはスタジオ録音のアルバムは3枚しかなくて、それらさえ聞いていれば一応ファンと強弁もできる。しかしジミヘンのみだと心酔感が強いので、「他の何か」で少し多様性を醸す。
「他の何か」については選択が難しいが、大切なのは気取らずに自分が本当に気に入っている誰かを選ぶことだ。ジミヘンが強いので「他の何か」で体裁を整える必要は無い。俺の場合候補が色々あってこの投稿でも以前は具体的な名前を入れていたがその選択から歳がバレるのが嫌なので削除して書き直した。
低俗で求職中で超富裕層を目指す俺は、自分がそんな感じであるため、他人に思考を聞いた際上記の様な無難返答だと、うーんこのヤロウ脚色しているな?多分普段はほとんどそんなの聴かないで、ヤバ目のアニソンでも聴いて場合によってはアニメキャラに陶酔しているな?あるいはいい歳をしてアイドルグループでも聴いてんな?と疑ってしまう。そうだったら「他の何か」にそれを正直に入れる方がまだマシだろう。
俺のような低俗邪推をする人もいるから、君も「嗜好の脚色時」は充分注意して程度を考えてくれ。俺の勝手な個人的考えだが、大体、クラシックとか昔のロックとか演歌は年を取ると良さがわかってくるものだ。そして音楽の思考というのは若い頃に傾倒したところから発展成長しにくい(俺の経験から)。だからそれらが好きと自慢気に言われても俺はまず疑ってしまう。
そしてここから短い後段だ。長い前段で申し訳ない。
前述の通り、ジミヘンは元々よく聴いていた。しかし王道の耳きっかけ(ラジオなどでフト耳にした良い曲)では無い。ジミヘンは偉大だからと頭に理論的に入ってきたので開始した。つまり直感的に良いと思ってのめり込んだわけでは無い。しかし公言?している手前もあり、意地でも繰り返し聞いてやろうとなって、長年聴き続けている。すると、不思議な事に、特にここ何年か、良さがわかってきたと言うと言い過ぎかもしれないが、多少心に響くようになってきた。これが単なる思い込みか、自己催眠的な効果なのか、繰り返し聴いた効果なのか、事実良いものは当然そうなるからなのか、よく分からない。
とにかく最近は名実ともにジミヘンのファンであると脚色少なめで言えるようになってきた。音楽というのは繰り返し何回も何百回も聴くのが良い。これがもう1つの俺の今日の主張だ。強調しなくても皆好きなのは繰り返し聴くと思うが、好きじゃなくても評価が高いものを聴いてみようとなった際、繰り返しの法則が働くかもしれない。でも繰り返しは辛いかもしれないので程々にしてくれ。
とにかく、君も聴いてみないか?ジミヘン。