少し間が開いたが、引き続き集中投資先の条件について考える。
何の専門家でも無い、凡人 (求職中) の素人視点なので、真に受けず、疑って読んでくれ。
超富裕層をめざすための分散投資と集中投資 (3) 集中投資先の重要条件「存続性」
本日は結論を先に書くと、その注視事項というのは「投資先の存続性」だ。引っ張った割には凡庸だが、まぁ聞いてくれ。巷ではなんとか500とか、ナス100とか、世界全体とか、とにかく分散インデックス的な投資が大流行だ。なぜだろうか。これまでの成績が良いとか、ゼロになりにくいとか、お手軽に買えてコストも安いとか、理由はたくさんあるが、最も重要な理由の一つに、それらがそう簡単に無くならないというのがあるだろう。つまり将来も投資先として、おそらく同じ市場に同じティッカーで存続しているだろう公算が高い。なぜこれが重要かというと、まず長期に渡り保有したままにできるので面倒が少ないし、突然現金化(売却)がやむ無しとなって税金を払う心配も少ない。複利の恩恵も受けやすい。最初から短期売買前提が目的なら別だが、そのような理由で普通の投資の場合は投資先が超長期に渡って存続する事はとても良い資産成長の効果があるからだ。
条件として企業の存続性が重要という要旨だった。本日は次の重要条件として「経営者」を取り上げる。
今まで、企業「経営者」に関連して色々投稿してきた。興味があれば ここ(新規タブで開くので注意)で検索してみてくれ。
それら投稿内容と部分重複するが、再度経営者について考える。
企業の方針や運営が託されるわけだから、究極的には一番大切、重視すべきは経営者(とその意を汲んだ従業員)だが、将来経営者がどうなるか誰にも分からないから、過去何年かの数字があればよくある評価方法で判断が精々だ。
新経営陣が時代の変化について行けるかとか不安もあるが、所詮経営陣の将来は未知、考えてもしょうがない。俺は新規投資先で投資額が多くてもし不安なら暫く様子を見る。既に多額投資先なら売るのも面倒だしそもそも長期保有前提だから何もしない。
ひとつ言えそうなのは経営者の交代も気にならない位、事業自体が良いと安心度も上がる。つまり当然だが初期投資時の事業判断が大切だ。
例えばバークシャーの投資先は事業が万全なところが多い。清涼飲料とか髭剃りとかクレカとか保険とか、手堅くて無くならそうで儲けもよくて経営者が変わっても心配が少ないといえる。話がそれるが、バークシャーは投資会社だが、このような投資先経営者判断の悩みをバークシャーが代わりにやってくれるので俺はバークシャーのトップを見れば良い。そして言うまでもなくその経営陣の業績は世界最高レベル。面倒がいやな俺に向いている投資先だ。
アップルは何十年も同じ手堅い事業というより、何回か大きく変化した。直近がうまく行って投資家から見れば単に運が良かった。現在の事業は誰が見てもしばらく盤石だ。
ところでバークシャーやアップルは、近々経営者交代がありうる。アマゾン、グーグルはすでに交代があった。意見は色々だろうが、全て事業が概ね良い。
大株主とか特権のある投資家は面談で見極めようとするかもしれないが、会うとやはり何かわかるのだろうか。少なくとも俺には面談でもそれ以外でも見抜く力はない。だから気にしてもしょうがない。だいたい、何人も面談できたとしても面倒だ。
従って、俺のようなケチで横着な投資家は、経営者評価は過去業績、単純に数字だ。未来はわからない。それ以外にやりようがない。どうだろうか。