一凡人 求職中の素人視点なので、真に受けずに疑って読んでくれ。
今更だが、今回の総選挙の数ヶ月前、東京都議会議員選挙があった。
当時、「秋の総選挙を占う前哨戦」といった文脈で取り上げられた。つまり都議選は衆院選の結果を「占う」であろうと言うことだった。
結果は既知の通り、総選挙直前にある首都の議会選挙なので「前哨戦」は間違っているとは言えないかもしれないが、衆院選の結果を「占った」とは言えない。あるいはその「占い」は間違えていた。選挙が続くからと言って前の選挙が後の選挙の結果を「占うだろう」等というのは、今回は少なくとも、オカルト考えに近い浅知恵だったということだ。
言うまでもないが、万事に於いて将来どうなるかは、「基本」誰にも分からない。統計や帰納法も多少関連があっても選挙で間違える。より非科学的?な一般の占い、特に個人運勢的なモノは人間の心理の隙きを付いた需要があるが、囚われるのは非合理的だ。
俺は当然?、他人のオカルト未来予測は一切信用しない「方針」だ。そういう人は多いと思う。
だが、何事に於いても、例えば投資を考えても、科学的根拠以外の「オカルト」を完全排除するのは結構難しい。
なぜなら、プロは様々な情報を時間をかけて分析し、完全合理性を貫いて投資先を決めるのが可能なのかもしれないが、俺のような「凡人一般投資家」は四半期の数字を含む過去の業績を見るのが精々だ。後は報道された経営者の発言を読むとか、会社のイメージとか、製品に慣れ親しんでいるとか、多くの人の評判が良いとか悪いとか、ネットの雑多な記事とか、にどうしても影響される。株価自体に影響されることもある(良く分からない会社だが株価が上がっているからついつい興味が出る様な場合、最近は仮想通貨等もこれに当てはまるかもしれない)。
俺の個人的考えだが、四半期の数字や過去の業績はまだしも、あとは定量分析に全く関連がないとは言わないが、「ほぼ主観に支配された判断」というのは、根拠が無い、乃至非常に薄弱な「オカルト」やサイコロの目と大して変わりない。悪意のある情報が無さそうな分、サイコロの方が良いかもしれない。だが、現実的には投資判断に於いてほぼ誰でも自他の主観判断に多大に影響されている。つまり、誰かの「主観」で投資先の将来を占ってしまっている。
一般的な占いを一切信用しないのに、投資では非科学的思考に多少でも影響されるのは矛盾があるが、少し違う。なぜなら、投資では、少なくとも自分で考えている。「このような良い製品を出す会社には期待が持てる」というのは自分の主観が入っていて非科学的で非合理的かもしれないが、自分の主観、つまり自分で考えているから多少マシだ。
とにかく、非論理的、非合理的、そういう根拠がある程度判断に影響するのは避けられない。
逆に言うと、他人の占いというのは「せめて自分で考える」のが面倒だとかシンドいとかいう人間の隙きを見つけていつでも入り込んでくる。要注意だ。大体「自分で考える」などというのは大変メンドクサい。面倒な為という訳かわからないが、最近は考えるより検索だ。検索結果というのはまた厄介で、どこも大体主観主体、客観や定量分析要素があっても主観と混在した文章や結論になっている。占いの結果を載せているだけかもしれない。検索結果の効率的な利用方法というのは大変難しい。
検索結果利用方法は今後また考えるとして、投資判断では出来るだけ?他人のオカルトは無視、投資では定量的な根拠でなるべく判断、仮に多少の「神秘的」予測が必要なら、せめて自分の主観や勘を動員して考える。どうだろうか。普通か。