インフレで労働者に光射す時が来るか

2021-11-24 投稿

生活

インフレについて再考する。

凡人 (求職中) の素人視点なので、真に受けず、疑って読んでくれ。


突然だが、以前、インフレと株式について投稿した。

インフレと株式-超富裕層の研究

どうでも良いが、俺は経済関係の学が無い。しかし、どうも最近インフレが話題になっているので、題材にしてみよう。 インフレーション(Inflation)とは何か? 正しい定義をよく知らないので、調べてみる。一言でいうと、 「通貨の価値が下がる」 ということらしい。 なぜ、下がるのか?それは様々

要旨は、株式資産が殆どの超富裕層はインフレでもデフレでも問題無いという事だった。

最近物価についての報道が多くなってきたので、インフレを題材とする。

復習だが、「インフレ」とは、「通貨の価値が下がる」事を言う(らしい)。

現在、モノやサービスの価値が何らかの理由で上がる、つまり普通の物価上昇に加えて、円の価値が何らかの理由で主にドルに対し下がる円安が起こっているようだ。

前段の理由は、自粛からの経済活動の活発化、労働需要の逼迫、資源価格の上昇等、後段の理由は、円安誘導の金融政策とドルの金利上昇見込み等、で合っているだろうか。俺は経済の学も無いので分からないが、この2つは同時によく起こるのか?わからない。とにかく、インフレが起こっているようだ。

超富裕層を目指す俺にとっては現在のインフレはどのような影響があるか。

経済指標は善悪が難しいが、ある程度の余裕がある人達にとっては「ガソリン」や「ちくわ」や「医療費」が上がっても、それほど問題はない。平たく言ってどうでもいい。サービス業の労働者の賃金が上がってそれが値段に転嫁されても何の問題もない。良い商品やサービスの対価は今まで安すぎたので、より正当な値段を払えて余計に良いとも考えられる。経済活動が活発になった結果で大歓迎だ。

余計なお世話だが、節約原理主義の若セミやファイアーはどうか。

配当や利子はすぐには上がらない。そもそも上がる保証はないし、上がっても企業はインフレ率と同等に上げる義務もない。毎年連続増配アリバイで1円とか上げる会社も今年も1円上げれば良いから却って楽かもしれない。恐ろしい配当依存。

節約も効果が薄れる。以前の1円の節約と同等の効果には、1円以上の節約が必要となる。反面、資産価値は上がるからそれで収支が合うかもしれないが、上がっても売れないのでそれによる直接影響は小さい。また、ドルベースの資産があれば収入増に効果がありそうだが、逆に円資産は持っているだけで価値が下がっている。

若セミやファイアーは危機も享楽も「基本全て個人管理」が良くも悪くも特徴だ。良い時は全て自分裁量で、生活を楽しみやすい。だが悪い時、危機状況、大変化でもまた全て自分裁量、個人の力だけで生活を守る(組織の保護が無い)事になる。

トータルで彼ら彼女らには、インフレは大歓迎とは言えない。そもそも若セミやファイアーは基本「現状維持」が前提の生活設計、ありとあらゆる変化、特に大きい変化には脆弱だ。

最後に労働者はどうか。

インフレが労働需要の逼迫を伴っている(賃金上昇→費用上昇→物価上昇)とすれば、金が回って経済成長、その相乗効果で保証はないが一層の賃金の上昇の希望がある。穏健なインフレは喜ばしい。例え買えるモノが同じでも、賃金額が上がるのは良い事だ。

状況変化への個人的対応に加え、会社組織等の援助も受けられるかもしれない。会社組織は規模があるから物価への対応も個人レベルより容易な場合も多く、総じて従業員に恩恵があると考えられる。また、非常時の為の会社の蓄えを使ってもらえるかもしれない。会社としても利益の原動力となる従業員をここぞと厚遇するのは合理性がある。家族がいれば個人相互補助に加え、両方働いていれば会社組織からの援助の確率も高まるし、仮に片方が期待外れでももう片方で危機を乗り切り易くなる。

乱暴に言うと、資産家にとってはどうでもいい。若セミやファイアーには大歓迎とはいえない。労働者には期待が持てる。つまり、インフレ、とくに穏健なインフレは労働者にとって良い。どの程度で収まるかだが、心配しすぎてもしょうがない。どうだろうか。

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