米国株投資から考える、いわゆる日本企業への投資

2022-01-09 投稿

投資

日本企業への投資について考える。

一凡人 求職中の素人視点なので、真に受けずに疑って読んでくれ。


突然だが、米国株中心に投資をしている君、日本の会社の株は持っているか?

実は俺も少し持っている。米国、米国株、米国経済の良いところばかりを強調しているのに矛盾しているかもしれないが、米国株が良いとか考え出すよりずいぶん前に、適当に買った日本株の一部が未だに残っている。

資産計算でも、銘柄構成の「その他」に入る。正直もういらないが、なぜ売り飛ばさないかという顛末は以前の投稿で書いた。

投資家の米国株「得切り」

金曜日の米国市場は下がったので、せっかく?だから本日はこれを題材とする。 といっても俺は専門家ではないので、分析してもしょうがない。 正直、この程度は落ちたといっても大したものじゃないから買う気もあまり起きない。一方、資産家の俺にとっては、「得切り」の機会に鳴り得る。「損切り」では無く、「利確


さて、俺が保有する日本株の残骸はいいとして、今後、日本の会社株への投資はどうであろうか。

俺の個人的で勝手な結論を先に書くと、AAPLやGOOGLやAMZN等を買い増すより魅力的な日本の会社の銘柄はこの投稿を書いている時点では少なくとも俺には見つけられない。逆にあるなら教えて欲しい。

集中投資というのは、相対的根拠が必要だ。他を調べないで米国に集中するのは賢明では無いので、米国株に投資する為にも日本株を調べるのも意義がある。以下、素人の俺の稚拙で勝手な分析として読んでくれ。

さて、先日の投稿で日本国内でしか通用しない企業価値、印象力について書いた。

米国株に投資する理由:圧倒的な企業価値戦略 (1)

今更だが、駅伝は青山学院が優勝した。 俺の気のせいかもしれないが、これだけ優勝が短期間に集中すると、青学の強さが不思議だ。監督の戦略なのか、留学生も居ないし、毎年全国の高校生から超有望ランナーを強引に集めているわけではなさそうなのに結局強い。もちろん勝敗は時の運、優勝を逃す年もあるが、それでも下位


要旨は日本企業の企業価値戦略に代表される、海外展開力の頼り無さであった。

逆に言うと、もし企業価値や会社の好印象を含めて海外でも通用する武器があれば投資に値するかもしれない。そのような会社はあるか。

モーターの某社、シリコンウエハーの某社等の部品で世界シェアを持つ各社とか、工作機械各社とか、ほぼ「事業向けの技術・品質力のみが武器だが世界で充分に通用する武器がある会社は日本にはある。

あるいは、対消費者事業でも、映画音楽会社を傘下に持つ電機会社、愛知静岡の自動車会社は技術と共に、国際的にも、好印象形成に成功している会社もある。そのような会社は他にもいくつかある。日本に本拠があるが実質的には国際企業だ。日本国内だけで主な事業を展開している会社とは違う。そして、日本に本拠があるゆえに、「正社員」という重荷(人件費の重荷と、主に日本人からしか人材を得られない不利)を背負いながら、国際市場で互角に渡り合っている。見方によっては、すごい経営力だ。

これらの会社は生き残っていきそうだし、堅実に事業を維持していきそうだ。世界各国に地域分散投資するのなら、日本地域代表として良い投資先かもしれない。実際俺も、VXUSが間接的に日本企業に投資している。

話が逸れるが、このような堅実でしぶとい会社が日本国内に一定数以上活動している間は、投資先として良い地域かは別として、日本は「住むのに良い、旅行先としても良い」国として生き残っていけそうだ。それなりに自由で成熟した民主的国家、基礎教育の行き届いた秩序ある住民、皆保険、治安も良い、飯も美味い、住むにも良い、観光資源も良い。発達した公共交通機関を含めた都市基盤。

話を戻して、しかし、日本の優良各社は、「超長期」「成長株」「集中」投資方針の対象としては、物足りない。

まず、経営者が年寄りが多くて、殆どが高成長志向というよりは穏健な増益路線だ。

そして、事業自体も今後どうなるかわからないが、今のところ、何十倍何百倍と市場が拡がるという期待はそれほど無い。

また、自動車を除き日本の会社はどうも部品や素材や工作機械の様な分野が得意で、消費者への完成品や生活基盤(プラットフォーム)系は苦手、すなわち爆発的な収益力に繋がりにくい。

ということで、俺自身は、今の所は日本企業は無視して、米国巨大ITに集中投資方針を維持だ。どうだろうか。

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