外国語について考える。
素人視点、真に受けずに疑って読んでくれ。
唐突だが、君は日本語以外に「ある程度は実用に活かせる」外国語があるだろうか。
日本人で何かあるとしたら基本英語が多い。何せ義務教育で少なくとも3年、高校に行っていれば計6年やっている。その後新しく始めるより基礎があるし、そもそも世界標準となっているので実用性も高い。
ところで、日本人は「英語ができない人達」として、主に日本の報道機関だが、報道される。俺はそれを見るたびに低俗推測してしまう。その記事を書いている人達は、一体どれくらい英語が達者なのか。そういう記事を書くならば、是非英語で同じ署名記事を日本語の後に載せてほしい。いや、文字だけだとアレだし大体それ位はコンピュータで自動翻訳できてしまうから実力がわからない。だから、是非自分で書いた英語記事を音読して、音声も付けてほしい。だって自分が英語できないのに、日本人全体の英語能力を嘆くのは二重規範じゃないか?もしそうであれば、なぜ義務教育等々に関わらず「記者自身が」英語がそれほどまでに出来ないのか、分析すべきだ。なぜならその原因がそのまま日本人全体の英語能力の問題の可能性が高い。自分の能力は差し置いて大上段に教育制度とか教師とかを批判するのは俺はもう聞き飽きた。身の回りの具体例を詳細に分析してもらいたい。
それはいいとして、世界の超々富裕層ではどうだろうか。
ゲイツは外国語ができないと自分で言っている。バフェットは調べた限りでは分からないからあっても実用という程ではなさそうだ。一方、ザッカーバーグは成人してからマンダリンを勉強して現地の質疑等で使っているそうだ。まぁ色々だ。英語圏の人たちは英語ができれば外国とも意思疎通にそれ程困らないから、それ程需要は無いかもしれない。
日本の超々富裕層はどうか?
柔らか銀行の創業者は留学経験があるし、楽◯の方も留学しているし尚且つ社内の公用語を英語にするくらいだし、まぁ押し並べて実用レベルの英語能力がある様に見える。
日本在住の、超々富裕層以下の、資産家達はどうだろうか?統計があるか分からない。しかし勝手な印象だが、代々の土地持ちとか、政治家とか、芸能人プロスポーツ選手とか、あまり英語ができる感じはしない。わからない。
小さい頃に異国へ移住したとか、親の駐在に付いて行って現地の学校で自然と身に付いたとか、周囲、環境、等外部からの圧力?による自然言語会得は年齢も若いし効率が良いが、ある程度大人になってから学ぶのは難易度が高い。まず時間がかかる。そして勉強量もそれなりに多い。仕事等もあるから現地で勉強しにくい。歳を取ったり、仕事をやっていれば他に優先順位が高い勉強対象が出てくるから、余計に面倒だ。
外国語に限らず、何かを勉強しようという意思は尊く、他人に言われる筋合いでは無い。どの学習対象も同等に素晴らしいから、各自勉強したいものをやるのが良い。俺は当然関知しない。
だが、俺自身に関しては、何か特定の創作物を元の言語で理解したいし楽しみたいとか、知り合いの多くが話す言語を自分も使えるようになって意思疎通したいとか、非常に具体的な動機がなければ、とてもやる気になれない。多分今後もやらない。興味もない。
大体、サラリーマン時代の仕事で必要な場合もあった、中1から断続的にでもやっているはずの「英語」でさえ、覚束無いのだ。だから第2外国語は非現実的、どうしてもやるなら英語だが、それでさえ体系的に勉強しようという気にとてもならない。面倒だ。そもそも、日本語でさえ、よく勉強したとは言えない。漢字もよく知らないし、日本文学の名作も殆ど読んでいない。日本語がそれ程良くできないのに、外国語を会得できそうにない。
という事で、超富裕層を目指す俺は、面倒な「自然言語」学習はせずに、仕事ではなく、趣味である「プログラミング言語」学習に今後も勤しみたいと思う。どうだろうか。