ネット購入の個人情報秘匿性について冗談半分で考える。
いきなりだが、多く?の日本人と同様に、俺は漫画を読むのが長年の趣味だ。「良い漫画作品」を読むのは楽しいものだ。良いモノには、何度も読める作品が多い。小説ではこうは行かない。
さて、それはいいとして、「読漫」趣味において個人的?に問題?なのが、どの作品を読むべきか、あるいは自分が読みたいのか、何時でも判明しているとは限らない事である。
他から紹介されたり、職場や学校などで流行っているからと能動的に作品を購入したり、あるいは週刊誌等で「偶然」読んで良かったので読み出したり、という奇遇が続けば良いが、暇な俺は完結しているモノ、連載中でもそれまでに刊行済みのモノなどは読み始めたらすぐに終わってしまう。
ということで夜寝れない時とか、昼暇で適当な読む物が無い際などには、ネットを彷徨って何か無いか探すことも多い。
とあるそのような日、重要でないのでここでは作品名は出さないが、内容としては「暗い犯罪モノ」である作品が良さそうとの感触を得たので、早速いつもの電子書籍で購入しようとしたら、権利関係なのか、内容の問題なのか知らないが、そこには売っていなかった。珍しいことではない。
当の電子書籍基盤の提供会社がなぜ扱わないのか理由は不明だが、ネットの無責任情報だとどうもその「過激な内容」が問題と推定されている。犯罪モノだから過激な描写はありがちでは有るのだが…
しかも、作品は一旦完結し現在続編が連載中で、そっちは扱われて(購入可能)いる。大体、他にいくらでももっと過激というか、どぎつい内容の作品も沢山ある(個人的感想)と思われるのに、なぜなのかはわからないが、とにかく「最初の完結した方」はいつもの方法では読めないとわかった。
ここまで書くとほぼ作品は特定されそうだが、それは良いとして、読めないとなると余計読みたくなるのが人情だ。しかも、他の電子書籍ではどうも普通に扱われている。面倒だが早速適当な提供基盤を選択してアカを作り読もうとした。
ここで「安全管理」的?に立ちはだかる?のが、決済である。読むには作品を購入しなくてはならない。 電子書籍だからネット決済は避けられない。
普通に売られている漫画だし特に普通の購入で問題無いが、ここでフト考えてしまった。
禁書とは言わないが何らかの理由で一部大手に避けられて?いる書物の購入だから、練習のつもりで決済履歴に(なるべく)残さないようにしてみよう。
もちろん、最終的には電子書籍会社にアカを作るわけだから、完全に痕跡を残さないのはほぼ不可能だ。可能だとしても非合理的な手間が必要だ。ここでは現実的な対応策を考えた。
ところで、電子書籍は俺にとっては「良いこと」「便利なこと」ばかりだが、1つ劣る点が再発見された。紙の本であれば書店で現金購入できるから、少なくとも「決済の安全性」では紙の本に優位性がある。
もし、何らかの理由でどうしても知られたくない場合は、監視カメラ等を避けつつ、顔なども隠しつつ、書店で現金購入も有り得るかもしれない。とはいってもどれだけその種の本が読みたくなるか…危険思想に関連するとか、犯罪の温床と成り得る系統とか、避けた方が無難なモノは無いとはいえない。今回の漫画はそれ程では無い。
それもいいとして、決済で個人情報をなるべく隠したくなるとすると、その種の情報が必須であるクレカ以外になる。調べてみると「〇〇プリカギフト」「ビッ◯◯ッシュ」という方法がある。いずれもコンビニで現金で購入できるから自身の購入履歴には残らないが、対象の電子書籍サービスで使用可能かはそれぞれで違うので確認の必要がある。
俺が適当に選んだ電子書籍基盤では両方行けるとのことなのでどちらでもよかったので、後者を選んで件の漫画を購入した。ひらがなIDとかいうやつを入れるだけであった。
これで購入履歴には残らないが、コンビニで決済マネーを現金で購入するにしても監視カメラに残るだろうし、そもそも支払い先には個人情報は無いにしてもEメールはあるから、イザとなれば警察とか、民間でも大組織や法律関係ならば、たどり着かれてしまうだろう。すなわち完全に安全とは言えない。
コンビニで購入の際は見知らぬ人に買ってもらうとか(実際に依然として有効な方法であると、超著名な米国のハッカーの著作で読んだことが有る)できる。書籍購入先も個人情報が必要ないところであればEmailが安全?であればある程度は対策は可能かもしれない。
という事で、個人情報を守るための多少の知恵であった。どうだろうか。