ChromeのRemote Desktopについて考える。
一凡人 求職中の素人視点なので、真に受けずに疑って読んでくれ。
間が随分と空いたが、以前の関連投稿は ここ(新規タブで開くので注意)で検索してみてくれ。
前回?は、野生公開情報は錯綜しているので、大元のGoogleの説明通りにやってみると、「Sessionを選べ」等という変な質問をされるところで終わった。
それから一年以上であるが、依然として少なくとも俺にとっては同様の混乱状態である。つまり今まで説明した状況は変わっていない。
というのも、「Sessionを選べ」で俺の環境だと、2つ選択肢があるが、どちらを選んでもリモート画面が反映されず、エラーが出るわけでもなく、ウィンドウは何も表示しないままだ。
何が原因なのか不明だが、ふたつのSessionどちらを選んでもダメなので、他のSessionを追加できないかに絞って調べ、どうやらGnome-Classicセッションが
sudo apt -y install gnome-shell-extensions
で追加でき、それを選択すると、たまにクラッシュしたりして不安定だが、一応遠隔画面操作が可能となった。
とても人に勧められる設定方法・操作環境では無いが、俺は緊急時にアクセス出来れば良いから、一応ここで最低限良しとして、前回の投稿後もそのまま調査が止まっていた。
だが、先日ふとChromeのRemoteDesktop画面( https://remotedesktop.google.com/access/ )を眺めていて、
>_ ssh経由でセットアップする
という項目が引っかった。というのも、また最近1台追加で遠隔PCを設定したが、Ubuntuインストール後、opensshだけはその場で導入せざるを得ない。いままで説明したRemote Desktop設定はGoogle Chromeその他もその場の導入だが、もし「sshだけ」やっておけば「他は遠隔でできる」ならその方が良い。
試しに項目を進んでいくと、要はChrome Remote Desktopの.debのダウンロード方法と、サービスの開始の2つのコマンドを使えと書いてあるだけである。
そして、案の定?、その通りにコマンドを遠隔で走らせると、途中エラーが出てしまう。以前「>_ ssh経由でセットアップ」は試したとしても、ここで諦めたのかもしれない。
俺の環境で出たエラーは、OSのクリーンインストール直後説明通りにやったつもりだったが、それだとUbuntuデフォルトでインストールされないコンポーネントへの依存関係の問題だった。したがって、
sudo dpkg -i google-chrome-stable_current_amd64.deb
sudo dpkg -i chrome-remote-desktop_current_amd64.deb
sudo apt-get -f install
sudo dpkg -i chrome-remote-desktop_current_amd64.deb
DISPLAY= /opt/google/chrome-remote-desktop/start-host ...(項目の説明で出てくる最後のコマンド)
で完了する。同じコマンドを2回動かしているが、1度目は依存コンポーネントを入れるためだ。1つにまとめられるかもしれないが、これでとにかく、「sshのみでGoogle Chrome Remote Desktop」の導入と設定が完了する。最後のコマンドではPINを聞かれる。
「Session」の不都合は依然として不明だが、これで少くともその場の「openssh」の設定のみであとはそれを使った遠隔作業のみで、Chrome Remote Desktopが使える。どうだろうか。