分散投資と集中投資について考える。何の専門家でも無い、凡人 (求職中) の素人視点なので、真に受けず、疑って読んでくれ。
先日、ドルコスト平均法について投稿した。
超富裕層を目指すための、分散投資と集中投資 (1) ドル・コスト平均法
ドルコスト平均法について考える。
本日はそれに関連するが、古くて新しい「分散投資と集中投資」について考える。
インデックスは買うだけで分散投資だし、ドルコストも投資時期を分散するので分散投資の一種だ。また、同業種で地域ごとの会社を買うのも分散投資だ。それに対し、業種が被らない、高々数社に投資先を集約するのが集中投資だ。
長期高成長という投資方針の凡人投資家にとってどちらが合理的か?
少ない資金から何十億円とか100億円とか目指す場合、分散投資では普通は時間がかかりすぎるが、バランスを取る意味でも、ごく一部を生活防衛資金として分散投資する以外は、目標のためには集中投資という事になるが、危険度もそれだけ高い。そもそもその資産額を目指すのがどれ程合理的なのか俺も自分でよく分からないので、なんとも言えない。
ただ、今これだけの純資産があるが、それほど経済的に自由が効くという実感が無い。強いて言えば求職中求職中と念仏を唱えていても配偶者のお陰もあって食うには困らない。何がどうなれば経済的自由を実感できるのかも定かではない。だからとりあえず大きく殖やす方向で投資計画を立てている。偉そうな事をいっているが要はそれなりに調べるけど誰でも知っている株式をできるだけたくさん買って、あとは値が上がるのを待っているだけの簡単な投資だ。方針は簡単だが危険も大きい。
ところで、分散投資というのは、管理の問題が潜んでいる。
俺も昔、人並みにたくさんの銘柄を所有していた。実は今もそんなに少なくない。なぜなら、税金の関係もあって、その頃の株がまだ処理しきれていないのだ。
例えば、スマホでも、電気自動車でも、AIでも、何でも同じだが、注目技術が出てくると、最初はそれらに関連して、必ず多くの新会社や既存会社の新事業が出てくる。投資家はどこが生き残るかわからないから、同業の会社を何社も買うわけだ。全部倒れることもあるが、勝者総取りみたいになる事もあるから、それなりに合理的な投資法かもしれない。
だが、注目分野というのはどんどんでてくるので、これを続けていると銘柄がどんどん増えてしまう。
1つの解決法は、注目分野で競争が激しくなって、淘汰が行われた後の半寡占状態に残った勝者を買うという手もあるだろう。高くなってしまっているかもしれないが、それ程悪い方法とも思えない。だが、1社に絞るのはなかなか難しい。
あるいは、どこにでも手を出す巨大ITを買っておくことだ。これについても以前投稿した。
巨大IT企業について考える。
しかしそれでも、巨大ITだけでは完全網羅しきれる訳ではないので、結局は色々な銘柄を抱えることになってしまう。
人間が一人で管理できる銘柄数が幾つくらいか、異論あるだろうが、俺の場合は20超えたくらいで破綻し始めた。この事もあって、集中投資に現在傾倒するに至っている。
この様な管理地獄をさけつつ、たくさんの会社を所有したい場合の解決方の1つはインデックス投資だが、それは前述の通りもはや集中投資ではない。
結局、集中のためには、新技術にしても、注目分野にしても、同業他社にしても、集中先以外を捨てるリスクを取らなくてはいけない。人間、「これだ」と集中するのは結構簡単だが、他を切り捨てるのは結構難しい。逆にいうと難なく1社に絞れる場合は、すでに高いだろうが、集中投資先としては良いかもしれない。俺も偉そうに言っているがまだまだ徹底できていないので、自戒を込めてこれを書いている。
さて、分散投資とか集中投資も重要だが、凡人投資家、超富裕層を目指す俺の集中投資にはもうひとつ大切な注視事項がある。それは、また次の投稿で。