配当について再考する。何の専門家でも無い、一凡人 求職中の素人視点なので、真に受けずに疑って読んでくれ。
配当については、過去、以下の2回投稿した。
様々な損得をどう考えるのか?配当からの視点。
様々な損得をどう考えるのか?増配を題材にする。
要旨は、配当も増配も、長期高成長重視投資には不必要、悪影響も有り得るという事だった。
本日はそれらの補足をする。
上記の様な投稿をしておいてこんな事を言うのも何だが、投資家の俺は別に配当全否定ではない。配当する金があるなら社内でより大きく成長する原資にしてもらう方が望ましいと考えるが、配当が自分にとって合理的になる場合もあるだろう。例えば、現金が必要で株を売りたいがその時株価が低すぎて売りづらい場合、配当があれば一時的にも凌げ、時間を稼げれば株価の上昇を待てるかもしれない。だが限定的条件だ。また、上記投稿でも書いたが、社内でやるべき事はすでにやっていて、それでも金が余るというなら、消極的だが配当もアリだろう(社内再投資しないなら、望ましいのは自社株買いだ)。
配当自体は会社にとって余剰金の最善な還元手法ではない。だが別に問題視する程でもない。なぜなら配当が嫌なら無配当の会社を買えば良い。より問題なのは、投資家の方の配当重視・配当依存の姿勢だ。それが上記2投稿の論旨であった。本日はその点を補足する。
俺調べだが、近年は投資によって生活資金を補う、または生活ほとんど全てを賄う様な人生計画の情報が流行している。若セミとかF◯REとかだ。計画は人それぞれ、俺はケチを付けるつもりはない。配当金で幸せに暮らしている人も大勢いるだろう。参考程度に読んでくれ。
俺が思うに配当過依存は非効率的だ。アテにしている配当が無くなったり減配する可能性もある。依存度が高ければ一大事だからそのような事態を常に監視・管理する必要がある。分散投資していれば管理の手間も分散度に比例して増える。場合によっては投資先を変更、その際売却して利益があれば課税されるし損があれば不本意な売却になり得る。すぐに配当が必要だから変更先の株も値頃を狙うのは難しい。こんな作業を常時続けるのは、俺にとっては管理地獄に嵌っているとしか思えない。配当生活者にとっては問題ないのだろうか。わからない。
配当過依存を解消するには、依存度を下げる、即ち他の依存先を増やせば良い。俺は給与所得が手っ取り早いと思って求職しているが、依存解消方法は其々だ。不動産管理を厭わない人は家賃収入を考えるとか、ブログで収入を得られればそれも良いだろう。
上記非効率性は配当重視の問題をも導く。配当過依存の面倒を減らすには、インデックス集中投資が対策になり得る。全体が対象で個別株の監視は不要、だがインデックスは対象が大きいので、配当率は均され個別好配当株よりは配当率は下がる。
中庸策として、高配当株を集めた部分集合的インデックスに投資する。このようなインデックスは、配当以外ははそれ程見返りが無い(例は挙げないが、高配当で高成長期待の株やファンドがあったら俺も買いたい。仮にあるとしてもすぐ高値になり、高配当では無くなる)。今後どうなるかわからないが、同じような傾向が続くと仮定した場合、配当はそれなりに貰えるかもしれないが高成長分野への投資機会損失の遠因になり得る。配当生活者にとってはそれで良いのだろうか。わからない。
そして投資家視点で言うと、配当重視の投資は大資産達成にも非効率的だ。なぜならインデックス投資だけで数倍、数十倍と資産を殖やすのは現実的な期間では難しい。もちろん成長重視の個別株投資はインデックスと比べて危険度が高くなる。何事も代償がある。
配当重視を解消するには、配当を軽視?すれば良い。投資先を判断するとき、配当の優先順位を下げれば良い。
資産額をどんどん殖やしたい投資家の俺の考えは「配当重視は長期成長重視投資には非効率的、配当過度依存は生活設計には危険、もっと上を目指すにはインデックスのみに投資してホッタラ節も愚かな行動」だという事だ。
だが、「別にそれ程高成長でなくても良い、管理も面倒、大体世界全体に合わせて資産が増えてくれれば良い、配当への生活依存も限定的」という場合は、インデックスは最適だ。逆に他に思い付かない。
生活防衛資金的に資産の一部をインデックス投資するのは合理的だが、大部分は危険を覚悟で長期高成長期待個別株に集中投資するのが、超富裕層を目指す 求職中 凡人の俺の手法だが、極普通だと思う。
何せ「”求職中求職中”と念仏を唱えていても困らない程度の資産形成」の実績?だから、少しは説得力あるだろう。でもインデックスに負ける可能性も当然あるから投資は自己責任で。どうだろうか。
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