Berkshire Hathaway (以下、「BRK.A/B」と略、実際のティッカーはBRK.AとBRK.Bの2種) について考える。
筆者は BRK.B 株を所有しているので、それも考慮して、疑って読んでくれ。
と言っても、専門家?が色々な見方ですでに研究をしているだろうから、超富裕層を目指す投資家としての、俺個人の勝手な素人意見、しかも同じ様な内容が他で書かれているだろうから、参考程度に読んでくれ。
はじめに
少し間が空いたが、個別株のBRK.A/Bをもう一度、題材とする。
Berkshire Hathaway (BRK.A/B):何十年も人気がある理由
本日から数回、BRK.Bを題材とする。
Berkshire Hathaway (BRK.A/B):時間と手間を節約
今日はその「費用」の面を題材とする。費用というのは、つまり持ち株会社の管理経営を任せる責任者を雇う費用だ。
Berkshire Hathaway (BRK.A/B):子会社の事業
本日は、BRK.Bの完全子会社の事業を題材とする。
バフェットの決断力
投資では、辛い損切りや、リスクを取って多額の資金投入等、様々な決断を迫られる事がある。だが実際は、俺を含めて凡人投資家は、失敗時の損失を考え、もしくは失敗を認められなくて、決断できないとか、やるにしても様子を見ながら少しずつに留まる、という事がよくあると思う。あるいは、面倒だからやらないということもあるだろう。
それに反し、バフェットは動く時は一気に、素早く、投資行動を処理する(少しずつ売ったり買ったりは少ないらしい)。前に出て買い、見切って売る、両方だ。しかも途方もない金額でそれを行う。バフェットは決断に於いて我々凡人より慣れており、うまく対応できる可能性が高い。なぜなら、相対的に情報収集能力が高い。また、集めた情報を処理する能力も高い。成否はもちろんわからないが、今までの経験もあるし、確固たる、一貫した、自分のルールを持っている。従って、適用・決断も素早くできる。
バークシャーのポートフォリオを部分的に真似する人がいるが、そういう人はこのような迅速行動にもついていかなくてはならない。不可能とは言わないが、大変難しい。しかもバフェットの行動は直ぐに一般に知れる保証は無い。自分が知る時には、既に彼の売買行動後時間を経て同様の行動には遅すぎるかもしれない。それなら、いっそBRK.A/Bを買っておいてやってもらったほうが理にかなっている。
もちろん、決断しても成否との相関は不明だ。しかし、実績から見ると成功している。BRK.A/Bを買うと、そのような決断にも乗ることができる。
1つの心配事項
さて、今まで様々バークシャーの良さを取り上げてきた。逆に悪い要素はあるだろうか。何事も長短あるものだ。
細かい心配は置いといて、誰もが分かっている心配事は、当然、トップ2人の年齢だ。両者90歳を超えてまだ元気そうだが、いくら株主が反対だと言っても、いつ引退してもおかしくない。もし交代となったら、株価にも影響があるだろう。
後継者の能力は未知、投資先の経営者の力量を長年分析してきたはずだから、見る目がないとは言えないが、予測してもしょうがない。俺としては、もし引退等で値頃感が出れば、買い足そうと思っている。理由は簡単で、相対的に他により優れた投資先が、少なくとも俺の能力では、すぐに見つからないからだ。どうだろうか。